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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2006年03月18日(土)
Vol.645 家族のようなもの

おはようございます。りょうちんです。

以前俺が働いていた店で、アルバイトとして活躍していたKくんが結婚した。一緒に仕事をした期間はわずか1年足らずだし、俺があの店を去ってから今年でもう7年もたつというのに、彼はわざわざ俺にまで結婚の報告をしてくれた。2次会の招待状を受け取った俺は、彼を祝福するために会いに行くことを決めた。
今になって思えば。大げさに言うと、あの店の人たちはいわば家族のようなものだった気がする。右も左もわからない俺に一から丁寧に仕事を教えてくれる上司は、時には厳しく叱り時には温かく励ましてくれた父親と母親。面倒見の良い先輩は、頼りがいのある優しい兄貴。俺のことを慕ってくれる後輩は、かわいい弟。一緒にバカをやってハメをはずしてばかりいたアルバイトくんたちは、気の知れた友達。そして、それを見守ってくれるパートさんたち。
就職をして知り合いなんて誰もいない土地で、たったひとりで何もかもを始めなければならなかった俺は、きっと不安でしかなかったのだろう。それでも俺は、環境に恵まれた。まわりにいるいろんな人たちに支えられて、どうにかがんばってこれたのだ。あの日があるから、今の俺がいる。仕事は確かに大変だったけど、あの頃の思い出は俺の中ではかけがえのない大切な宝物なのだ。
2次会の会場に着くと、懐かしい人たちが集まっていた。みんなに会うのは、実に3年半ぶり。俺が働いていた時、まだ高校生や大学生だったアルバイトくんたちはすっかり大人になり、面影は変わらないもののみんな立派になっていた。俺の知らない人や俺のことを忘れちゃった人ばかりだろうと思っていたのだが、そんな不安は必要なかった。会った瞬間にあの頃と同じように打ち解けることができて、懐かしい話に花が咲いた。そして、俺も含めてあの店で働いていた人たちが20人以上も集まり、つくづくKくんの人脈の広さに感心した。
Kくん、改めて結婚おめでとうございます。2次会に出席できて、本当にうれしく思います。お招きしてくれて、どうもありがとう。末永く、お幸せにね。