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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2006年03月20日(月)
Vol.646 パラリンピックもおもしろい

おはようございます。りょうちんです。

スポーツ観戦が大好きな俺は、トリノオリンピックが終わったあとで引き続き開催されたパラリンピックに、オリンピックと同じようにずっと熱を上げていた。
パラリンピックに興味を持ったのは、実は開幕する直前。真夜中に放映していた福祉番組の再放送で、出場する選手をいろいろと取り上げていたのだ。シュートセンスがバツグンで、小柄ながら弾丸のようにぶつかっていくアイススレッジホッケーのルーキー上原さん。アルペンスキーでは、6大会連続で出場を続ける46歳の青木さんや、期待の高校生の鈴木くん。聴力が優れていることを活かし、射撃を得意とするバイアスロンの小林さん。祖父にメダルをかけてあげたいと、厳しい練習に打ち込むクロスカントリーの新田さん。そして、ここでは記せない多くの選手たち。
紹介された彼らを見ていると、障害があってかわいそうだなんて気持ちは俺の中にはまったくなかった。むしろ障害者であることを武器にしてパラリンピックに参加できるよろこびが、十分に伝わってきた。手がないとか足が不自由とか目が見えないとかで大変だとは思うけれど、あわれみの気持ちを持つより先に、ひとりのスポーツ選手としてみんなが輝いて見えたのだ。健常者も障害者も、そんなの関係ない。ひとつのスポーツとして、俺はパラリンピックに大いに興味を持った。
しかし残念なことに、パラリンピックの情報のなんと少ないことか。各局あれだけ放映していたオリンピックとは大きく違い、オンタイムでの放送はまったくなく、翌日に総集編としてほんの数十分放送するだけの毎日。おまけに国会中継で放送時間が急遽変わったり、ニュースでもなかなか取り上げられず、注目の選手がどうなったのか、結果を知るために俺は必死になった。
そんなトリノパラリンピックが閉幕した。日本は合わせて9個ものメダルを獲得。力を発揮できた選手も結果を残せなかった選手も、オリンピックに出場した選手同様みんな輝いていて、大きな感動をくれた。パラリンピックもおもしろい。次の大会では、もっと多くの情報が簡単に手に入るパラリンピックであることを願う。