初日 最新 目次 MAIL HOME


りょうちんのひとりごと
りょうちん
MAIL
HOME

My追加

2006年03月31日(金)
Vol.648 今年の高校野球

おはようございます。りょうちんです。

今年も高校野球のシーズンがはじまった。3月半ばに対外試合が解禁になり、甲子園ではセンバツがスタートし、そして各地区では春季大会も開催される。俺が最もわくわくする季節の到来だ。そういや、去年はセンバツを見に甲子園まで足を運んだっけ。その後も各大会ごとにいろんな球場に赴き、シーズン中は仕事もそっちのけでどっぷり高校野球にのめり込んで、気づけば年間50試合以上も生で観戦していた俺。はまればはまるほど高校野球がおもしろくなり、もう高校野球なしでは生きていけないとさえ思った俺だったが。実は、今は高校野球から少しだけ距離を置いてみようと俺は考えている。
例えば、空の色が毎日微妙に違うように。満開に咲く桜の花も毎年どこか違って見えるように。高校野球も、その時その時で毎回変わり続けるものだ。注目している選手のコンディションだったり、チーム全体の雰囲気だったり、端から見ればそれがいつもと何も変わらないように見えても、ずっと見続けているとその微妙な変化がどうしても気になってしまうのだ。だからこそ、できることなら去年のように、いや去年以上に高校野球にのめり込みたい気持ちでいっぱいだったのだが。
今年は、今の俺にとって高校野球よりももっと大切にしなければならないことがあると気がついたのだ。それは、母とともに過ごす時間。母に残されたわずかな限られた時間を、俺は最大限に捧げたいと考えている。1年や2年の間、高校野球から離れていたって、高校野球は逃げていかない。いつか俺の中にもっと時間の余裕ができたら、その時に改めて高校野球に熱くなっても遅くはないんだ。
そんな心持ちで仕事の合間に実家に帰ると、TVのセンバツに夢中になっている母がいた。その横で一緒に応援をはじめた俺。やっぱり俺の中では高校野球をゼロにすることはできないようだ。でも、それでいい。母のことを優先して考え、なお余裕があれば高校野球にも熱を入れよう。俺の今年の高校野球は、そうやって肩のチカラを抜いた楽しみ方ができたらいいと思っている。