
|
 |
2006年08月11日(金) ■ |
 |
Vol.658 日光男体山へ登る |
 |
おはようございます。りょうちんです。
夏の冒険第2弾の計画は、とんとん拍子で進んでいった。日本一の頂きをめざし、富士登山にチャレンジした日から早1年。今年は、日光男体山へ登ることに決定! 前日の仕事のせいで、睡眠時間はたったの45分で出発。早朝の道を北へ向かい、1時間で友達の家に着いた。ここからは友達の車に乗り換えて、いざ日光へ。マイナスイオンがあふれた杉並木を抜けると、朝日に輝く男体山が見えてきた。標高2484m。日本百名山にも数えられる偉大なる山が、目の前に座っている。いろは坂を越え中善寺湖畔に着くと、二荒山神社。ここが登山口だ。俺らが訪れたこの日はちょうど祭事がおこなわれている期間で、なんだかとてもにぎわっていた。去年の富士登山の時にも使った杖を頼りに、俺らは頂上をめざしていよいよスタート。 登る、登る、ひたすら登る。この登山道、最初から最後まで下ることなんて一度たりともなかった。道は常に急な傾斜で、ただ頂上に向かって延々と続いていた。しかも、登山道はごつごつした岩ばかりの道や滑りやすい土の道や、整備されていてもその一段がひざの高さほどもある丸太で組んだ階段で、もうとてつもなく歩きにくい道だった。一歩まちがえれば滑落してふりだしに戻ってしまう。油断をすればケガだけでは済まないかもしれないのだ。木々がある場所はひざしも遮られたが、岩肌が剥き出しのところは容赦なく直射日光が俺らを照りつける。注意深く進む俺らの息はすぐにあがり、噴き出した大量の汗はシャツを濡らした。しかし、時々麓に見える中善寺湖や戦場ヶ原の美しい景色が俺らを感動させてくれた。 登山開始から3時間。へとへとになった俺らは、標高差1200mを登り切ってついに頂上に到着。お参りをして、そのあとで食べたおにぎりの美味いこと。そして下山道は今来た道を引き返す。登りと同じ3時間、湖畔まで慎重に山を下っていった。 正直、富士登山よりもつらかった。日本一の富士山制覇で有頂天だった俺だけど、もっとつらいことはいくらでもあるんだって思い知った。でもやっぱり登山は楽しいもんだ。次はどの山をめざそうか。そして俺の夏の冒険は、まだまだ続くのだ。
|
|