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2006年09月22日(金) ■ |
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Vol.663 最近の若い者は |
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おはようございます。りょうちんです。
別の店で働く先輩社員のFさんがため息をこぼしていた。「うちのバイト、みんな楽しんで仕事をやってんのかなぁ?」。話を聞くとこうだった。先輩の店で働く大学生や高校生のバイトくんたちが、みんな無気力に感じられる。与えた仕事はこなしても、それ以上をすすんでやろうとしない。働く意欲が全然感じられず、まるで覇気がない。横のつながりも浅く、バイト同士で遊ぶどころかメール交換さえしていない人もいる。だからこそリーダー格になる人がいないため、必然的にバイトの質も下がる、と。そして最後に、「バイトが仕事を楽しんでやってるって感じが全然しないんだよね…、りょうちんの店はそうじゃない?」と質問された。 最近の若い者は、なんて言い方を俺は絶対にしたくない。日々の生活の中で、若者よりもむしろ自分より年配の人に文句を言いたいと思うことの方が俺には多いし、何よりそうやって十把からげにして断定することは明らかにまちがっていると思うからだ。だが、全員が全員そうじゃないという条件付きで言わせてもらうならば、今の二十歳前後の人たちは以前に比べると無気力な人が増えてきている傾向にあるのかもしれないなと、先輩同様に俺も思ってしまうことが確かにあったりする。 バイトは、みんなやっているし部活もしてないし時間もあまってるから、というネガティブな理由で続けている人が最近多くなった気がする。確かに、昔もそんな考えの人はいた。でも、バイトを続けていくうちにお金を稼ぐ以外にも、仕事を覚える喜びだとか仲間との交友だとか、もっと楽しいことがたくさん見つかるはずなのだ。少なくとも俺が学生時代はそうだった。働くって、本来楽しいことなのだ。 自分の店に帰って、高校生バイトのRちゃんに真相を聞いてみた。すると、「バイトは超楽しいですよ。ここで学んだことはホント多いし、私はバイトですごく成長しましたよ。この前Tくんも同じコト言ってましたし!」と目を輝かせて即答してくれた。うれしかった。バイトに恵まれて良かったなと思った。そして最近の若い者の中にも、こんなふうに無気力じゃない人も確かにいるんだと、俺は確信した。
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