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2006年09月27日(水) ■ |
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Vol.664 最近の老いた者は |
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おはようございます。りょうちんです。
最近の若い者は。社会の常識やマナーにおいて、そういうコトバで若者たちを批判する声がよく聞かれる。俺自身34歳という年齢で、そんな批判を言う方の側にいるのか言われる方の側にいるのかよくわからないけれど。個人的には、自分より年下か同年代よりも、むしろ年上の人に対してそう思うことの方が多い気がする。「最近の若い者は…」というよりは、「最近の老いた者は…」と思ってしまうのだ。 混雑した電車の中で。新聞を広げ、大きく足を組んで席をつめようとしないおじさん。けたたましいケータイの着信音とともに、大声で話をはじめるおばさん。コンビニにて。レジでお金を放り、店員に向かってあごで指図しながら偉そうにふんぞり返っているおじさん。列なんて関係なしに、当たり前のように割り込んできて自分の用件ばかりを言うおばさん。高校野球観戦中のスタジアムで。場内禁煙だと放送までされているのに、我が物顔でタバコに火をつけるおじさん。大きなゴミを大量に置き去りにして、涼しい顔で去っていくおばさん。もちろん、若い人たちの中にも常識やマナーを知らない不届き者もいるし、紳士的で社会の模範となるようなおじさんやおばさんもたくさんいる。だからこそ、そういうなってない年上の人に出会うと、俺は余計に腹立たしく思ってしまうのかもしれない。 そこで、なぜそういう人たちが存在してしまうのかを俺なりに分析してみた。その1、良くない行為自体を本人が把握してない場合。これは年齢に関係なく言えるのだが、それがマナー違反だと本人が認識してないのなら、第三者が注意してあげれば解決はする。しかしタチの悪いのがその2、良くない行為だとわかっていながら直さない場合。年を取った分だけ偉くなると勘違いしているのか、年下の人に向かって明らかに横柄な態度を取ったり、自分だけは例外だと堂々と常識はずれのことをしたりする人もいる。これはもはや意識の問題で、すぐにはどうにもできない。 とにかく、少なくとも俺はそんな人には絶対にならないようにとココロに誓い、年を重ねていこうと思うのである。
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