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2006年10月28日(土) ■ |
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Vol.668 人生の第2章 |
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おはようございます。りょうちんです。
25歳の誕生日を迎えた朝のことを、俺は今でもはっきり覚えている。見上げればさわやかな青空が広がっていて。降りそそぐひざしがとてもまぶしくて。ひんやりした朝の空気が俺のココロを引き締めてくれて。穏やかな風に揺れるたびにはらはら散りゆく薄紅色の花びらの中、職場へと続く桜並木の緩い坂道を一歩一歩確実に踏みしめながら、俺はひとつの誓いを胸に立てた。今日から俺は、生まれ変わろう! 例えば俺が100歳まで生きるとすると、それまで生きてきた25年間はその4分の1にあたる。日本人の平均寿命から考えて75歳まで生きるとすると、25年間は3分の1だ。つまり25年という年月は「四半世紀」と括られるように、区切りをつけるにはちょうど良い時間の長さなのだ。ならば俺もそれまでの気持ちに区切りをつけて、新しいスタートを切り出すには絶好のタイミングなのではないか。そうだ、俺の人生の第2章は今日からはじめよう。そう誓ったのだ。 振り返ってみれば、それまでの25年間はいろんなことを教えられてきた俺だった。当たり前だが、俺がこの世に存在して何ひとつわからない赤ん坊の時から両親は俺をしつけて育ててくれたし、学校では勉強だけじゃなく社会のルールや厳しさも教えてくれた。家族や恩師や友達やそれ以外のたくさんの人たちに、いつでも俺はいろんなことを教えられてきたのだ。自分から教えて欲しいと頼んだわけでもないのに、恵まれた環境と恵まれた人たちに出会えたおかげで、俺はいろんなことを教えてもらえたのだ。だがこれからは、自分の手でつかみに行こう。受け身でいるだけじゃダメだ、欲しいものは自分で動いて手に入れなきゃ。それまでの恵まれた経験を武器にして自ら立ち上がり動き出すことが、俺が生まれ変わった証になるのだ。 俺は今、34歳。あの誓いはまだ胸に刻んだまま、人生の第2章を夢中で歩いている。つらい時もあるけれど、今のところいたって順調だ。やりたいことは山のように存在して、実際にできることはそのうちのほんのひと握りしかないのだが。可能な限り時間を見つけて、積極的にいろんなことに顔を突っ込んでいる俺である。
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