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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2007年01月22日(月)
Vol.683 ニーハオトイレに出会いたい

おはようございます。りょうちんです。

いつだったか昔、修学旅行でお風呂に入る際に海水パンツをはいて入るこどもがいるというニュースを聞いた時、飽きれてものも言えなくなってしまったのを覚えている。第二次性徴が現れはじめた思春期の少年が人前で裸になるのが恥ずかしいというのはわかるが、みんなと一緒にお風呂に入るのに海水パンツまではいてしまうというのは絶対におかしい。お風呂で裸になるのは当たり前であって、むしろその場で海水パンツなんぞをはいている方が恥ずかしいと思う。だから俺は昔からスーパー銭湯などに行って知らない人と一緒にお風呂に入ることがあっても、けしてタオルで前を隠したりなんかはしない。
しかしお風呂の時に人前で裸になるのは全然平気でも、人前で排便の姿を見られるほど屈辱的なことはない。そういや以前とある居酒屋で、うっかり個室の鍵をかけ忘れて見ず知らずの人にばっちりと俺の排便している姿を見られてしまったことがあるが、その時はこの上なく恥ずかしかった。四方を囲まれている狭い空間なのがトイレであって、だからこそ快適に用が足せる。仮にそんな恥ずかしい姿が筒抜けの状態だったら、落ちつかなくて快適に用が足せるはずはない。
だが、中国には昔から通称「ニーハオトイレ」と呼ばれる公衆トイレがある。個室を仕切る壁がなく、扉さえもない、まさにオープンスタイルのトイレである。用を足しながら、隣の人と「ニーハオ!」と挨拶もできるというところからこの名がついたらしいのだが、これもれっきとした中国のひとつの文化だと思う。オリンピックを間近に控えた北京では、最近都市の近代化で急速に工事が進み、このニーハオトイレを見つけることが難しくなってしまったそうだ。だけどせっかく北京に行くからには、ぜひ昔ながらのニーハオトイレに出会いたい。郷に入りては郷に従え。恥ずかしいなんて言ってられない。とっても開放的なニーハオトイレで用を足すというすばらしい体験を、実は密かに夢見ている。
出発は水曜日。ニーハオトイレだけじゃないステキな北京が、俺を待っている。