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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2008年02月03日(日)
Vol.711 恵方ロール

おはようございます。りょうちんです。

今日は節分。昔から俺の実家でも「福は内、鬼は外」と言いながら豆をまく習慣があり、豆まきが済むと年齢の数だけ豆を食べた。しかしその豆は大豆ではなくピーナッツ。調べてみると、落花生が名産の千葉では節分の日に大豆ではなくピーナッツをまいたり食べたりするところもたくさんあるようで、なんだかおもしろい。
しかし、関西で発祥したと言われる恵方巻きの習慣は、俺も数年前まで知らなかった。その年の恵方を向きながら太巻き寿司を食べると幸運が訪れ願いが叶うとされる恵方巻きは、メディアの力によりここ数年で一気に関西以外の地域でもメジャーになった気がする。コンビニやスーパーでは太巻き寿司の特設コーナーが作られ、節分豆のスペースを越える広さで売り場が設けられていたりする。
さて、恵方巻きはなぜ太巻き寿司じゃなきゃいけないのだろうか? ぐるぐる巻いた長い形のものなら他にもいろいろあるし、似たような食べ物なら太巻き寿司以外にもナルト巻きや伊達巻など巻物の類はたくさんある。そこで俺は思いついた。甘いものが大好きな俺らは、太巻き寿司じゃなくロールケーキにしよう、と。大好物なロールケーキが食べられるなんて、節分とはなんてステキなイベントなんだ。今から3年前の節分の日、俺らはまたもやそんなバカなことで盛り上がっていた。
ちょうど遠出をしたついでに、少しお高級なロールケーキを買いこんでさっそく食べることにした。願い事を思い浮かべながら恵方とされる方角を向き、一気にロールケーキを食べる。食べ終わるまで水を飲んだり何かをしゃべると、福が逃げてしまうらしい。俺らは無言のまま黙々とロールケーキを食べ続けた。口いっぱいに含んだロールケーキのせいで咳き込みながらも、至福のひとときを俺らは楽しんだ。
先日、スーパーで買い物をしていると。デザート売り場に「恵方ロール」と称したロールケーキが売られていた。むむ、これは以前俺が試したことがあるぞ。やっぱり考えることはみんな同じなのかもしれない。今年の節分も我が家は太巻き寿司ではなく、この「恵方ロール」で福を呼んでみようかなんてちょっと考えている。