蓮華在水
傷跡|既壊地|未壊地
失って初めて気付く それがどんなに大切なものだったか どんなに尊いものだったか
目の前に在ると安心して それが消えてしまうことなんて 微塵も考えることなく ただ過ぎて行く日々と共に 永遠にそこに在るのだと 信じていた
それが全て儚い夢だということを知ったのは 他の何者でもない あなたを失くした この荒んだ心でした…
どうして…何処にも行かないと言ったのに 私を放さないと言ったのに… それも全て夢だったというの?
あなたを失った私は 一体何処へ行くのだろう 何を探すのだろう ただ言えるのは 今でも私の心が あなたを求めているということ 今でもあなたを愛しているということ…
この夢を抱いたままで 私は何処へ辿り着くのだろう…
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