猫の足跡
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2002年03月14日(木) マレーシア!!!

 ホントに行っちゃいました。3泊5日のマレーシア!
 ここからは、マレーシア旅行記&F1マレーシアGP観戦記です。

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 早目に着いたので成田空港のVISAラウンジで時間つぶし。羽田に比べてかなりショボイです、はっきり申し上げて。航空会社のラウンジが幅を利かせているのでしょうがないのでしょうか、人もほとんどいませんでした。
 そこへ、仕事のメールが早くも2通。うおおおお、こういうときくらい、ほっといてくれないものかなと思いつつ、休みを貰っている手前、我慢して対応しましたよ…しくしく。

 旅に関して一切の協調性を持たない私は、団体ツアー初参加です。成田から旗持った人に先導されてぞろぞろ…っていう嫌な予感大爆発だったのですが、そんな悪夢にはならず単独でチェックインし、席も好きなように取れました。ラッキー!
 隣は、旅慣れた感じの男性。日本人かな?と思っていたら英字紙を手にしたので、う〜ん、シンガポールかマレーシアの華人だなと見当をつけました。かなり垢抜けた感もあり香港人かな?とも。紳士的な印象でほっとひと安心。

 が…。このにーちゃん、とんだ困り者であったことが発覚。

 機内食が出て、白ワインなどいただき、くつろいでいたら、話し掛けてきたのです。女に声掛けるってわけではなく、単に機内でたいくつなので話しましょうって雰囲気で、非常に感じが良かったんですけど…。

 とにかく私、ろくに英語できないのですよ!

 もうそれから5時間。ぶっとおしの英語トークはワタクシにとってもはや拷問以外の何モノでもなく…。空港で手を振って別れたときにはホント、どーっと疲れが出ました。

 結果的に、彼は現米国在住の中国系マレー人40歳ということがわかったんですが、いやはや華人はお金(MONEY)の話が大好きですね………彼がマレーシアでの大家族貧乏生活から抜け出し、KL(クアラルンプールをこう称するんだそうで)のレストランで働き、アメリカに行って15年、成功者としてビジネスがてら帰郷するまでの話や、今度マレーシアで始めようとしている金(GOLD)の加工取引ビジネスやら。日米の物価、経済の話やら、パソコンの話やら………。もうヘトヘト。

 そんな彼も、私の旅行目的が“F1レース観戦”で“たった3泊5日で一人ツアー参加”。さらに“スタンドのチケットは現地で買っても数万円”ということには口をあんぐり。目をぐるぐるしながら「日本人は金持ちだね。不況なんてうそじゃないの?キチガイ沙汰だ」とおっしゃってました。

 ……いや……お兄さん…。この機内の日本人、半分以上はキチガイだと思うんですけど…。

    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 KLの空港は馬鹿でかいです。きれいです。成田も関空も目じゃありません。10年程前に来たときにはこんな感じではなかったはず…と思ったら4年前完成だそうで。市内もきっと変わっているんだろうなと、心が躍ります。

 空港からホテルまでは、団体バスで。団体大キライなワタクシとしてはとても嫌だったのですが、結構放っておいてくれた上、周りはおとなしそうな二人連れ(結構夫婦が多かった)中心なので、思ったより快適でした。一人参加のオンナの子がいたので、一応挨拶はしたけれど、積極的に馴れ合う雰囲気でもなかったので、安心して単独行動を楽しむことに決定。

 空港から市内まで4車線の高速道路でぶっ飛ばします。空港も高速道路も市内も至る所にF1関連の垂れ幕や旗が出ていて、国を挙げての大イベントなんだなと、マレーシアの意気込みを肌に感じました。外の空気は熱帯独特のもったりとした密度の高い触感です。

 ああ!ついに到着!!!

 ホテルは、一応4つ星で「まあまあ」。日本では京王プラザや高輪プリンス、都ホテルくらいのイメージでしょうか。繁華街からは少し離れているのが難点かつ利点です。
 キングサイズのダブルベッドを一人で使うのはうれしいです。荷を解いてくつろいだ頃にはもう遅かったので、ルームサービスでミ・ゴレン(マレー風焼きそばですね)を注文。成田空港で買った「モエ」も冷えて、至福のひととき。

 部屋には市内のグラビア情報誌「KL」が置いてあり、表紙はご当地ドライバーのA・ユーン。改めて眺めると、凄くカッコいいです。遅いからって馬鹿にして顔までしげしげと見たことがありませんでしたが、まるで香港映画のスターのようないい男じゃないですか!!引退したら俳優になれる。いや、いますぐそうしたほうがいいのでは…。

 このユーンなら夢に出てきてもいいな、と思いながらマレーの夜は過ぎました。


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