猫の足跡
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| 2002年07月05日(金) |
人事異動の衝撃ふたたび |
ボスが他部署の人間関係悪化修復のため、「コミュニケーション良化」匿名担当として兼務することが社内発表されて5日。発令はあったけれど当分席はいまのまま、とのことなのでまだボスが半分いなくなるという実感はありません。
ただ、「コミュニケーション担当」はオープンにされず、人事異動だけが公表されたため、社内で色々な憶測を生んでいるうえ、兼務先部署の反応も気になったので、残業で一緒になった帰りに「どうですかー、みんなどう思ってるんでしょうね」と振ってみました。
すると、「まだ“なんでだろー”って思ってる人が多いみたいだよ。これからヒアリングで少しずつ話していかなきゃねー」とのお答え。ま、そんなもんだろうなあと相槌打っていたら、ボスが重そうに、でも何か決意したように「でもね、もう少ししたら、みんなが“ああ、それで○○(ボス)が異動になったんだ”って言うことになると思うんだ。ボクも今日初めて知ったんだけど。すごくビックリして」「でも、本当の異動理由は蚊取犬さんや部署のメンバーにこれまで話してきたことなんだ。社内で色々あると思うけど、それは信じて欲しい」と真剣な顔つきで言いました。
「どうしたんですか?」と聞くと。「まだ、今日当事者から聞いた話で、社長やその他上からは何も聞いていないから、絶対口外しないでね」と念を押された上で、ボスの半分異動先部署の若手管理職が社外に勉強のため出向させられる話が急遽決まったとのことを教えてくれました。それも、その管理職の上司も知らないうちに、社長が勝手に決めてきて、本人に「行け」と言ったらしいとの話です。
その若手管理職は、若手でバリバリやっていて人望もあったのですが、周りの若手が「この人が管理職になれば私達の味方をしてくれるだろう」という過剰な期待をしすぎて、それに応えられずに部内のコミュニケーション悪化の一因となった人です。まあ、本人に管理職としてのマネジメント能力が十分なかったというのも事実ではありますが、部内の上も下もよってたかってその人を潰した印象が強く、管理職になる前の溌剌とした感じが全く消えてしまい「かわいそうだなあ」と思っていました。
「今、××さん(その人)を出向なんかにしたら、ダメの烙印押したみたいじゃないですか。出向自体はご本人にもプラスになると思いますけど、せめて形だけでも社内公募みたいにして、選考の上で彼になったとかしてあげないと追い出したみたいですよね」と言うと、ボスも「社長の進め方が悪いんだよね。ボクもけっこうショックでさあ」と…。
そこからの帰り道、衝撃でどよーんとうなだれながら歩きました。××さん、いい人なんだけどなあ。本当に潰れちゃわないといいなあ。
自分のことばっかり考えるわけではありませんが、これで、ボスの位置付けは当初の半々から、かなり異動先部署にシフトすることになるんだろうと思います。ウチの部署も熱い夏になってしまうかもしれません。
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