猫の足跡
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2002年09月04日(水) その後の役人騒動

 あれだけ引っ掻き回しといて、この結末か…ってな感じで怒り心頭というよりも脱力腑抜け状態です。

 件の企画書(0822参照)を持って、遠路はるばる某所でプレゼンしたら、
この段になって初めて出てきた先方の「課長」が「う〜ん、やっぱりこうやってちゃんと提案の内容を聞くと、一部分だけでなく当初の提案どおり全体をやるべきだと思うんですよね」といきなり180度方向転換…。これまで話を進めてきた課長補佐ってば顔面蒼白。

 しかも、課長からは同じ料金、同じ期間で全体も出来ちゃったりしないかな〜という虫のいいサウンドも混ざってたりして…(やんわりお断りしましたけど)。

 お〜いっ、どうなっとるんじゃ。

 課長補佐君よ。うちに頼むとか何とかほぼ決まりのようなこと言っといて、根回しちゃんとできてないのかしら?予算×××万円取ったとかなんとか言ってたけどどうなるんでしょうねぇ。

 というわけで、この件、またもやペンディングになったようです。

 次にお声がかかるのは12月くらいかしら…(笑)、まあ、そのときは、一部の導入もきっぱり断ります(予定)。

 まったく、お役人様の仕事の進め方には開いた口がふさがりません。日頃の構造改革論議とか、石原都政、田中県政のやり方には色々と問題があるなあと、その下で働く多くの公務員の方々に深く深く同情しているのですが、いざ、一緒に仕事をすることになると、やはり『役所の仕事』には無駄や他人任せの責任逃れが多いことを実感します。
 上(または外)からの改革はむちゃくちゃだし、中にいる人間には、改革する気もないし、法や過去からの経緯でできないことはたくさんあるし、そもそもどこに問題があるか分っていないのではないかと思うわけで…。

 そこで、個人的には、『公務員は民間企業で3年以上勤務した経験を有する者のみ採用とする』というのが一番の解決方法ではないかと思うわけです。まあ、今いる人たちが一巡するまでに何年もかかるので、即効性はないのだけれど、やはり「予算に対する考え方」や「プロジェクトの効率的な進め方」を身に付けた人たちが、実効性の高い改革を自ら行うことが一番ではないかと。もちろん、今いる人たちを民間企業に派遣するという方法もありますが、それだと「元に戻る」が前提なので「お客さん扱い」されて余計に悪いこともあるのではないかと懸念もされますし…。

 勝手な意見なので当事者の皆さんには色々言い分はあると思いますけどね。


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