フライングペンギンダイアリー
夏心からり



   黒潮雑貨XX / 「猫の恩返し」

「黒潮雑貨XX」に行ってまいりました。
 高知では最大規模の同人誌即売会です。参加サークル数は約300。

 こういうイベントに行ったことはほとんど無いのでちょっと緊張していましたが、ステージショーなどを見ているうちに段々楽しくなってきて、最後には満喫して帰ってきました。
 高知のイベントの傾向として、本を作らず便箋などのグッツだけを扱うサークルさんが多い、という話を聞いていたのですが、なるほどその通りでした。
 スペース(長テーブルの半分)いっぱい便箋の山。
 もちろん上手い人もいて、ものすご〜く可愛い便箋や超カッコいい便箋もあったのですが、この年になってこの手の便箋を使える相手がおりませんので、見て通り過ぎるだけで終わりましたけれど(笑)

 ばったり会った友人の話によると、高知のイベントはものすごく小さいらしいのですが、これくらいから慣らしていかないと私には刺激が強すぎるので丁度でした。
 ちなみのその友人は以前から絵が上手かったのですが、ますます上手くなっておりました。俗に言う「壁サークル」ってやつですね。そこそこ売れているようです。
 本は買いませんでしたが(「買うな」と言われた)インフォメーションペーパーをしっかり頂いてきたので、サイトアドレスをゲット。まったりロムする予定です(嫌な友人)。

 オリジナル(小説)を求めて会場内をウロウロとさまよっていたのですが、みなさん絵柄が個性的過ぎてどれが版権モノなのやらオリジナルなのやらサッパリ分かりませんでした。
 知らないジャンルも多いせいで、余計に混乱していたんです。
 本を手にとってよくよく見ると表紙や裏に小さくジャンルを書いてはあるのですが、立ち止まって見る勇気がなかった私は、サークルさんの前を何度も素通りしては「どっちなんだろー…」と悩んでいたんです(笑)
 掘り出し物を上手く見つけるのって難しいですね。

 あと、コスプレ。凝ってる人は凝ってますね〜。
 FFは私にもすぐ分かりました。FF7と10がいましたよ。
 テニスウェアを着ている人がいっぱいいて「うわ、何だ何だ?」と思っていたら、あれが噂の「テニスの王子様(テニプリ)」だったんですね。いやービックリしちゃいました一応元テニス部。単行本の表紙しか見たこと無かったもんで(笑)
 あとは「ONE PICE」とか「Mr.Fullswing(ミスフル)」とか「犬夜叉」とか「ポップンミュージック」とか。知らないジャンルもいっぱい。
 やってて楽しそうだな〜という印象を受けました。女装してる人もいましたし。しかも足が細くて似合ってた(笑)

 いつか自分の本を作ってみたいと思っていたので、今回のイベントは良い刺激になりました。いくつか本も買いましたし。
 高知でも結構な数のイベントが開催されている事が分かったので、また機会があったら行ってみようと思ってます。

 ◇◆◇

「猫の恩返し」を見ました。
「ギブリース」と二本立ての映画です。
 さすがジブリの映画は観客の年齢層が幅広いですね。子供から大人まで見にきていました。
 同時上映していた「ギブリース」はやや大人向けで、そちらを先に上映していたので子供たちが「猫の恩返しまだー? なにこの変なのー」と大声で文句を言ってました(笑)
 で、感想ですが。
 ひょんな事から猫の国に行くことになってしまった少女ハルの物語で、ジャンルはやや少女向けのファンタジーといったところ。
 ですが、先に見た友人が「これは家で見ても変わらないと思うけど」って言ってたんですよ。なるほどその通りでした(笑)いい意味で家のテレビでも楽しく見れる映画だと思います。
「耳をすませば」の原作者がまたも原作を手がけたこの作品、同じ感じの優しい雰囲気が漂っています。
 猫の男爵・バロンがカッコいいんですよ〜。
 手袋に帽子、紳士服を着てきりっとしてて、キメるところはしっかりキメる。
 そして何よりツボにきたシーンがありました。
 そのー、この映画といい、ドラマのビューティフルライフといい、映画のスパイダーマンといい、お姫様抱っこに弱いみたいです私(笑)


2002年09月01日(日)
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