熱帯マンゴー日記

2002年06月25日(火) アニメ十二国記第十一話

今回、不覚にも泣いてしまいました(チョコっとですが)(;。;)。

ハイ!第十一話は丸々尚隆と六太の蓬莱でのお話でした。
語り手である常世の住人の朱衡がどうして蓬莱での主上と台輔の過去を知っているか、って謎は置いておいて(笑)。
幼少期の六太の声は杉本を演ってる石津彩お姉さんでした。今回、杉本の出番はナシ。
衰弱した六太の元に蓬山から女怪が迎えに来るシーン。具体的なイメージって小説を読んだときはなかったけど、アニメで描かれると、ほうこんな感じか、と感心しきり。衰弱した六太の元に鳥の足が近付いて来るか、と思ったら、それは女怪で、そのまま六太を抱きしめるとこなんかは汕子と泰麒を思い出してしまって、グッと来ちゃいました。ほんとに女怪は麒麟のお母さんなんだねぇ〜〜。
蓬山での生活とか女仙との係わり合いとか、中々ホノボノしてて良かったッス。麒麟形の六太も初めて見たゾ!あの人って原作では殆ど麒麟形を見せてないでしょ?麒麟から人に変わる所もバッチリで、今回のいやーんまいっちんぐ(古)、ぢゃなかった、お脱ぎになったお方は六太でした。もしかしたらこれから毎週誰かが脱ぐのかいな?来週は楽俊が危ない(^^)。

すっかり話がそれてしまいましたが、昇山者の中に驪媚がおりました!ちょこちょこと原作のおなじみのキャラを小出しにしてんのね。あっ、ちなみに驪媚は王になるつもりはなく、とにかく荒れに荒れてる雁国を何とかして欲しいと、延麒に直訴しに来たようです。
驪媚の請願にも耳を貸さないというよりも、幼児期の応仁の乱のトラウマが酷くて「王は国を滅ぼすからいらない」って叫んで、蝕を起こして六太は倭に逃げちゃうわけですね。この辺りは原作の話を使ったのだね。昇山場面はアニメオリジナルだけど。麒麟の起こす小さい蝕の場面なども、アニメならではの場面でありました。空に亜空間みたいなのが開いて延麒が吸い込まれていくっていう風に。

さてさて場面が戦国時代の小松の国に移りますが、戦闘場面も中々迫力ありました。矢がピュンピュン飛んできて、人が倒れていく・・・。尚隆も手傷を負いながら、村上水軍と勇猛果敢に剣を振るいます。悲しい場面なんだけど、かっこよかった。あああ、不謹慎な感想でした〜〜。あれだけ修羅場を踏んでるのだもの、尚隆は十二国一の剣客のはずだわん。
ミーハーな話題は置いておいて、戦っている尚隆の前で、次々と領民達が倒れて行きます。女も老人も皆。この場面も迫力があったと思う。尚隆の叫びも聞こえたかのよう(それは空耳です)。尚隆もこれまでか、って時に六太の使令が命を救うのでありました。
叩頭の場面はほぼ原作通り。「国が欲しいか」「欲しい」ってあの場面。六太が「玉座についたら二度とここには戻れない」って問いに「これ以上亡くすものがあるか(大分適当です。すいません)」って尚隆が答える。でもって、六太が叩頭。あああ、この場面上手く書き表せない!何もない所からの始まり。二人が背負う物は重く、蓬莱で二人が辿ってきた道も暗かった。だから今の二人はあんなに抜けるように、軽やかに生きてるのかな、等と考えてしまいました。

おい、まずいぞ!本編よりも面白かったです〜〜。来週からが不安だったりして。
今日の最後の場面での尚隆のセリフ。「蓬山に行って、王座をもぎ取ろうぜ(ここも適当〜〜)」ってのがこれまたカッコヨイ。これは確か原作にもあるセリフですね。乙女はカッコヨイ殿御に弱いものなのです。ホホホホホ。

それにつけても、今回は思いばかりが先走って、殆どあらすじが書けまへんでした。ううううっ。


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