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■ そらにのる
会社の人が突然「君んとこの方言のサイトを見つけたよ」と送ってくれた。 ほとんどわからない訛ばかりで、ちょっと愕然としてしまったのですが、 これは懐かしかった!「そらにのる」ってご存知ですか?
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「そら」は「凍りついた雪野原」を意味するが、気温が0℃よりも下がった 冬の朝または夕方、雪の降り積もった田んぼの中を縦横無尽に歩き回れるので、 子供たちにとっては楽しくてならない歩きであった。1メートル以上積もって いても、その中にけっしてうずまることなく、さくっさくっと小気味よい音を 立てて白一色の中を歩いて登校したときなど、随分と早く学校に着いた 思いをしたものである。まさに雲にでも乗っている気分になるのであるから。 「そらにのる(空に乗る)」とはまことに当を得た表現と言いたい。
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実際のところ、あの行為がこう呼ばれていたとは知りませんでした。 でも、雪の上を(踏みしめたものじゃなく)沈むことなく歩けたのはすごく 楽しかった。朝早くに小学校へ向かうころはまだ気温が低いのでよかったけれど、 日が差してくるとずぼっと容赦なく足を取られ、長靴が雪の奥深くにはまったり してリスキーな遊びだったな。
雪国の冬は耐えがたいものだったけれど、楽しい遊びもいっぱいあった。 なんだか懐かしい気分にさせてくれた。
2001年05月29日(火)
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