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■ スイカ
とにかくだるくて、会社にいてもあまり人間として機能していなかった (おまけに胃腸の具合が悪かった)。5時過ぎに足早に退社し、珍しく 寄り道せずに家へ帰る(私は寄り道をこの上なく好んでいる)。
自転車をこいでいると、次第に喉が渇き、どうしてもスイカが食べたくなる。 こういうとき、水でもジュースでもかき氷でもなく、スイカといったら スイカなのだ。近所の八百屋で、切り分けられた1/6カットのみずみずしい スイカを買う。お店のおじさんは「さんびゃくえんでいいよ」と消費税を おまけしてくれた。嬉しい。
部屋に戻り、スイカを冷蔵庫にしまうと、もう立っていることも ままならぬ状態で、カラスの行水を済ませてから、倒れ込むように ベットに横たわる。眠った。
そして、ついさっき、夜中の1時近くに目を覚まし、冷蔵庫から 真っ赤なスイカを取り出して食べる。ぽたぽたと甘い汁が手を濡らし、 もうろうとした意識の中で、スイカをしゃくしゃくと食べ続けた。
そんな、少し奇妙な夏の夜。
2001年07月18日(水)
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