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■ あれから一年
WTCのツインビルに、旅客機がまっすぐ向かってゆく映像が繰り返し流されていたあの日々。 あれから一年という時間は経ったが、未だにその生々しい衝撃はうすれていない。 そのアンリアルなリアルを、どうしても掴みたくてテレビの前から動けなかった。 麻痺した心をひきずって、その週末に出かけた演奏会で聴いたアリア。 ああ、私は祈りたかったのだ、と気づかせてくれたオンガク。
何かに弾かれたように、夏のN.Y旅行の画像を加工に着手したのは、昨夜未明。 白み始めた空をみながら、なんとか完成。ひさしぶりに鳥のうたを聴く。 あのテロは、国家と国家の軋轢が引き金となって起こった。 しかし、国家に属する個々人が犠牲となった無差別殺戮でもある。 ならば、同じ個人である私も、あのテロについて考える必要がある。 と、この一年ずっと抱いたことを、形にしてみました。
かなりやっつけシゴトで恥ずかしいのですが、サイトのSketch内のPhotographの コーナーに置きました。単なるN.Y紀行とは違う意味を込めたつもりです。 もし今回のテロに少しでも感心がある方で、なお且つ、お時間がある方は、 どうぞ覗いてみてください。別にトクベツなことは、何もナイですが。。。 (その代わり、ちっこいバグがありますが、ご寛恕ください)
チョムスキーも、ジジェクも、サイードも、坂本龍一も、田口ランディも、 みんなみんなそれぞれの形で「9.11」について語ろうとし、語っています。 わたしはそうやって「世界を考えよう」とする人々の姿勢を、とても頼もしく感じます。
2002年09月11日(水)
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