月のシズク
mamico



 同級生ベイビーズ

昨日のこと。
シゴトをちゃっちゃと済ませて、午後の早い時間に田園調布へおもむく。
中学の同級生が産んだ赤ん坊とご対面するのだ。吉祥寺でわさわさと
ベイビーズたちのプレゼントを、まるでサンタのように、あるいは、
お節介オバハンのように買い込んで、やや緊張して駅に降り立つ。

あーーーーーーーーーーーっ、いたっ。
ダンナの転勤で現在愛媛在住のマイ嬢は、母上がココ田園調布に住んでらっしゃる
ので、ちょっくちょく里帰りしてくる。あらまぁ、この界隈って、本当にゴージャス。
生後4ヶ月の風果ちゃんはバギーにのせられてご機嫌。あくまで「マミコおねえちゃん
ですよー」とご挨拶してみる。オバサンとは言わせない(笑)。

もうひとかた、亀戸に嫁入りしたイキコ嬢は、9ヶ月の愛娘和佳子ちゃんと、グッズ
入れを抱いてご登場。ワォ。ショートヘアにスニーカにジーンズではないか!!!
ブランドバックに7センチヒールのブーツ。髪はいつも完璧にブロウしていた数年前。
コドモを産むと、本当に変わるのね。表情も態度もすっかり肝っ玉かぁちゃんしてて、
なんだか以前よりぐっといいオンナになっていた。うんうん。

マイ嬢の母上の城にオジャマして、遅めのランチをご馳走になりつつ、コドモと戯れる。
というか、アタクシ、赤ん坊(生後12ヶ月以内)を抱いたのは初めてかも。
ぐにゃっとしてて、柔らかで、あたたかで、なんとなくいい匂いがした。
姫君たちは、揃いも揃って父親似で、彼女たちをみていると、ダンナ様方の
お顔と重なって可笑しかった。パパ似のムスメは幸せになるんだよー、と言ってみる。

風果ちゃんの手は、ほんとにちっこくて、でも小指にもちゃんと爪が生えていて、
わたしの人差し指にくるっとその手を巻き付けてきた。へへへっ。かわいいね。
5ヶ月だけお姉ちゃんの和佳子ちゃんは、しきりに私の手をがじがじ甘噛みする。
おまけに左腕にはめていた皮の腕輪を上手に外し、それもがじがじがじがじ。オイ。

「いいオンナになるんだよー」と、言語能力も記憶能力も未発達な姫たちに話しかける。
いやはや、アタシがコドモを産むときが来るかどうかは未定ですが、母になるって
とてもスバラシイことなのですね。同級生たちを見てひとしきり感慨深くなりましたとさ。


2002年12月13日(金)
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