月のシズク
mamico



 These Days

さて、after the Christmas
「ねぇねぇ、クリスマスなにやってたの〜?」
などという好奇心丸出しのお節介な質問をいただきました(笑)
では、返答を。

イヴは午後10時過ぎまで教授の研究室で、ちまちまと仕事をしておりました。
疲れたーと研究室に帰ってきたら、同僚のすがっちが「オレ、今からミサ行くけど
まみちゃんも一緒に行く?」とのお誘い。モチロン下心などという卑しさはナシ。
すがっちも私もクリスチャンじゃないけれど、ま、ナニゴトも経験、と吉祥寺の
教会へ向かい、午後11時からのミサに参加してまいりました。

式次第とキャンドルサービスのちっちちゃいお仏前用(?)の蝋燭を受け取り
いそいそと教会へ乗り込む。このカトリック教会は結構大きくて信者も多い。
司祭によるあぶなっかしい日本語の説教を聞き、イエスの誕生の物語を聞き、
賛美歌をたくさん歌いました。驚いたことにこの司祭、白い衣装の縁取りが
ヒョウ柄。なんとファンキーなこと。

気抜けしたクリスマス当日の夜は(日本ではイヴが本番という傾向ですよね)
両親が上京して、さんにんで酒を酌み交わし、お茶をのみ、うちに泊まっていき
ました。実はこのふたり、今日(26日)からジャマイカへ兄に会いに行くのです。

夜、喫煙所になっているベランダに出て、父とふたり煙草をのむ。
「星が見えるんだなぁ」と、雪雲のない東京の夜空を見上げておりました。
いつまでたっても不良なオトナの父と娘。

そして今朝早く、成田に向かうふたりを見送りに。
今回の旅は兄妹ふたりで計画&手続きをしてあげました。
エアの手配を私が、ホテルの手配を兄が。両親へのちょっとしたプレゼントです。
いかついリュックをかついで、朝日がてらす道ををちょこちょこと歩く母の後ろ姿は
なんだか子供っぽく、背中を丸めてぽこぽこ歩く父もどこか心もとなげで。
ああ、こんなに年とっちゃったんだな、と少しせつなくも感じ。

いつまでも身勝手なコドモたちでごめんね、と心の中でひとりごちる。


2002年12月26日(木)
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