月のシズク
mamico



 春いちばんっ

関東地方は春一番が吹いたそうだが、室内に閉じこもっていた私は未遭遇。
そして、今日は女の子のお祭り、おひなさん。甘酒も雛あられもナシの私は
「女の子」と呼ぶにはちと無理がある、未だ未婚のオンナなり。

■三月大歌舞伎の初日に行って参りました。
 パンフレットの冒頭には「歌舞伎400年」の文字。日本の伝統芸能もスゴイ
 ものだわ。初日らしい緊張感の中、私のハートを揺さぶったのは、中村勘九郎
 親子の「連獅子」。本来は親獅子と仔獅子の二頭(ふたり?)の舞いなのだが、
 勘九郎の息子、勘太郎と七之助が両脇を固めて仔獅子の舞いをし、豪華で気迫
 あふれる三連獅子と相成りました。毛振りの競演では、父勘九郎が、倒れん
 ばかりに長い毛をブルンブルン振る。拍手喝采で白熱した舞台でした。

■夜、吉祥寺に戻ると駅前で日本文学専攻のファブリス(仏)に遭遇。
 見ると手にぎゅっと歌舞伎のパンフレットを掻き抱いておられる。
 声をかけると「初日だから最後の幕だけでも見たいと思って」と言い
 「んもう〜、すんごかったよねー」と歌舞伎を語る、語る。モチロン、
 私より造詣も言語も深く、ファン心理の奥深さを知らしめられたのでした。

■いよいよ、長い期間あたためていたうちの先生の企画が単行本化されます。
 出版にあたっては様々な紆余曲折があり、もう諦めようか、とも思っておられた
 ようですが、ついにGOサインが出されました。内容は『白い影』本です。
 この件についてにわかにお世話になる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

■ええ、飲みましたわよ、クリームソーダ。
 あの嘘っぽい緑が色うつりしたバニラアイスを、長いスプーンですくって食べる
 のって心愉しいですよね。人工的な嘘臭さがあるのに、なぜか爽やかで、時々
 無性にのみたくなるもの。ベェーっと舌をだすと、ほら、はかない嘘がここにも。

■三月の目標、立ててみました。そして大胆にも一般公開(笑)
 「清く、正しく、美しく」は、到底無理難題なので、「規則 正しく、美しく」。
 規則正しく生活をし、心身共に強く美しくあることを目標とす。
 なーんて、不規則生活者の私はもうすでに三日坊主なのでありました。
 


2003年03月03日(月)
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