月のシズク
mamico



 ローリングストーンズ ザ・SHOW!

ご存知、So What?のRさんに「ストーンズのチケ、一枚余ってるんだけど行くっ?」
と誘われ、ローリングストーンズ@東京ドームに超ビギナーのまま突撃。
ええ、行ってきましたとも。ええ、帰ってきましたとも。

ヒトコト
「アンタら、一体ナンなのさっ!?!?!?!」

還暦(齢60歳ですぜっ)を迎える彼ら、身体のしなやかさ、セクシーさ、ワイルドさ、
ステージが始まったとたん、私の魂は、ズキュンと彼らに持って行かれ、後は
野となれ、山となれ。踊る、叫ぶ、歌う、飲む、笑う、笑う、また踊る。

問答無用の彼らの魅力にとりつかれ、私は自分でも驚くほど陶酔した。
まず、エレガントなのだ。だらしなくギターを掻きむしるキース・リチャードですら
優雅に見えてしまう魔力。いかつい拳がすっぽり収まるほどの大口の持ち主、
ミック・ジャガーは少年ぽいキュートさでフロアをとりこにする。

まったく、アンタら、一体ナンなのさっ。

そして、彼らの、フロアとの交話機能の高さに驚く。
ドームのてっぺん(夜空のカナタ席)に座る人々も、一体となって彼らのステージ
にカラダを預けている光景を目撃したとき、ああ、このオヤジたちは、観客を
自分たちの中に招き入れる術を知っている、と感じた。計算も、いやらしさもなく、
「オレらが楽しいから、オマエらも楽しいんだろっ」と訴えかける、その強さ。
カッコイイ大人って、一筋縄ではいかない。

しかし、プレーヤーもプレーヤーなら、フロアもフロアなわけで。
熱い抱擁と接吻を繰り返すカップル、ボトルワインを飲み回すおっさんたち、
子供だか孫だか(まだ乳飲み子だった)を、高く高く放り投げて喜ばせる
パパだかグランパだか。すげぇよ、アンタたちも(笑)

会場を後にする人々は、当然みな笑顔なわけで。
その笑顔は「エネルギーチャージ完了」を意味してるわけで。
家路へつく雨の中、傘もささずにスキップしたくなった私も、もはや例外ではない。

2003年03月17日(月)
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