2002年01月31日(木) |
発熱の頭にふさわしいもの |
疑惑が確信にかわる一月末日。
扁桃腺がはれるし鼻水出るし発熱するし、これはもう完璧に風邪。 外出してウイルスを撒き散らしてやるほど世間に恨みはないのでおとなしく家にいる。 といって、レポートするための頭はいい具合にゆだってるし、しょうがないので本を読む。
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池澤夏樹『バビロンに行きて歌え』 さらっと読めてしまうのは軽い本ということなのか作者の文章の素直さなのか。 コージ苑としては後者をとりたい。 稚拙にならずに、しかし難解に走らずに小説を書くというのはある種の職人技だと思う。 どうでもいいけどこの人の(多分)代表作『スティル・ライフ』がないってどういう事なの市立図書館。
グロウスミス『無名なるイギリス人の日記』 以前英国留学したからか、イギリス絡みのエッセイをよく読む。 これは19世紀末の、まだ山高帽とステッキを持ち歩く英国紳士がスタンダードだった時代の話。 これを読んだ後、昔流行った『パパラギ』にいくと本当におかしいのでお勧め。
飯田譲治・梓河人『アナザヘヴン上・下』 コージ苑の友人空子さんは、俳優葛山シンゴ(漢字忘れた)激ラブである。 その影響か、作中の若手刑事早瀬のイメージがどうも彼になってしょうがない。 ところでこれ、映画化かなんかされたのかしら。 いや、昨今流行のサイコホラー映画っぽい話の運びなので(オチまで)。
明日も熱が下がらなかったらこのペースが続くのか… っていうかレポートやらなくちゃなんですけど…
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