2002年10月05日(土)


今日は飲みに行こう。

僕はそう決めていた。
ろくに友達もいないので、クマたんに電話して了解を得た。
行くところはTOO CUTE!というレストラン&バーである。
ここは、毎月17:00〜24:00だけの半額商品があり、今月はパスタ類であった。
それを食いに行くのだ。

さて着きました。
どうやら二階の席へ案内されるようです。
僕らは二階に上がっていくボーイの後についていきました。
しかしついて行くべきはこのボーイではなかったようです。
友達の前で停止してしまいました。

これは大変な勘違いです。僕たち席がわかりません。

仕方がないので、そこら辺の店員に声をかけてテーブルを用意していただきました。

お通しがやってきました。
ただでさえ「なんでレストラン&バーでお通しがあるんだよ」と突っ込みたいのに、
それは袋入りのグリッシーニだったのです。
もちろんクリームチーズもジャムも何もありません。
どうやって食えというのでしょうか。持ち帰るべきなのでしょうか。
しかし手持ち無沙汰なクマたんは食い始めました。
それを見て仕方なく僕も食い始めました。
思いの外の虚しさに僕らは笑うしかないのでした。

オーダーしたドリンクがやってきました。
クマたん、カンパリオレンジ。僕、ウーロンハイ。
しかしドリンクを持ってきた店員の言葉に僕は驚愕することになったのです。

「アイスウーロンお待たせいたしました」

…まさか…。
一口飲んでみると、それは紛れもないウーロン茶だったのです!
僕はアルコールを入れることも許されないのでしょうか。

そうしてるうちにパスタと唐揚げがやってきました。
パスタ、「チーズだらけの遊牧民」。唐揚げ、「若鶏の唐揚げカリカリポン酢和え」。

パスタに具が見当たりません。
唐揚げに和えている気配がありません。


僕    「確かにチーズの味がするが、しかし…」
クマたん「遊牧民はおおらかなんだよ、な」
僕    「しかしこの唐揚げ脂身多すぎねぇか…」

そんな会話が繰り広げられる中、僕らの中にひとつの結果論が導き出されました。
マイナスとマイナスがかけられるとマイナスになるということでした。
もうこれは間違いありません。
店を変えましょう。

僕らはそばのWOOD TABLEというバーへ行きました。
客はフィリピーナの女性グループしかおらず、しかし大音響の音楽がかかっていました。
クマたん、カルアミルク。僕、ジンライム。
僕は酔おうとジンライムを頼んだのに、この後、酔いを醒めさせる出来事が起こりました。

フィリピーナ、踊り出す。

クマたん「お前さ、絶対嵌めたろ、あたしの事嵌めたろ」
僕    「違うよクマたん、誤解だよ、これがナチュラルなんだよ」
クマたん「てめぇはナチュラルにこういう場所に来られるのか」

とりあえず店を後にし、普通の世界に戻りたいと一心に願ってファミブへ行きました。
いつも通り、普通のファミブでした。
なんだかとても嬉しかったです。



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