2003年09月01日(月)


御主人様は僕よりも上である。
地位は下だが、何かと上に居たがる。
おかげで麻雀でも学歴でも友達の数でも何でも僕のほうが格下だ。
いつも悔しい思いをしている。
でも、勝てるものがたった一つだけ今はある。

五目並べだ。

囲碁にはまっている御主人様にとって、五目並べで負けることはとても悔しいこと。
いつも僕が勝っているというわけではないが、通算は僕の方が遥かに上である。
かくいう今夜も「一緒にお風呂に入る権」vs「囲碁の相手をする権」をかけて
勝負した結果(先に三連勝したほうが勝ち)、見事僕が勝利を収めた。

御主人様はムカついていらっしゃった。

僕は負けることが大嫌いなのに、今まで、負け犬人生だった。
麻雀いっぱいして鍛えても御主人様にはかなわないし、ランキングも下がったまま。
学歴は特に誇るべきものでもなく、友達も減るばかりである。
そんな僕にたった一つでもご主人に敵うものが出来た。
それはとても喜ばしいことである。

僕は鍛えようと思った。
なんだか気力が湧いてきたぞ。
そして、いつか麻雀でも財布から全財産をかっぱらってやろうと思った。




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