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2003年10月08日(水)
御主人様と二人、チャリをこいで群馬の森まで行くことにした。
浅間山古墳に寄る。 入り口わかんねぇーとうろうろしていた奴隷を、御主人様いさめる。 「古墳に入れるわけねーだろ馬鹿」。 よく考えれば他人の墓に入れるはずもなく、古墳は古代の遺産だわな。 古墳の周囲を田畑がぐるっと巡っており、「昔からこんな風景だったんだな」と納得出来る。 何もかも整備されて立ち入り禁止になっている仁徳天皇陵よかはリアリティあっていい。 そのすぐそばにある大鶴巻古墳にも寄る。 こちらも周囲四方は田畑。 こういう保存方法の方が、古墳に眠ってる人にとっちゃいいんじゃねーかと思った。 おそらくこの風景は古代から何一つ変わらずにいるのではないだろうか。 田畑の外は普通の住宅街だけどね。
群馬の森着。 僕は近代美術館へ、ご主人は歴史博物館へ行く。 今期の美術館の特集は、「旅と画家」、そしてロダン。 もうすぐロダンがシャガールになるので、実はそっちに行きたかったというのが本音だ。 「旅と画家」の中で気に入ったのは、石崎光瑤の「白孔雀」。 これは屏風に書いてある大きな絵である。 今回、この特集では、屏風に描かれた絵が多数あった。 山の絵を屏風に描くと迫力が全然違う。 山は、水墨画のように淡白に縦長で描くか、大きな屏風にばーんと描くのがいいと思う。 「日本と西洋の近代美術」では、モネ「睡蓮」とルノワール「読書するふたり」があった。 この二つしか知らない…。 西洋近代彫刻ではロダンの作品が二つあったが、どっちも知らなかった。 結果、特に気に入ったものなし、今度は上野に行こう。 見疲れて、待ち合わせしていたご主人とロビーで合流。 ご主人のほうも原始時代以降はろくなものが無かったそうだ。 やっぱり古代はいいなと。
倉賀野神社に寄る。 ご主人はおきまりのおみくじを引き、大吉を出した。 さらに、境内にあった人工的な穴の空いた石を持ち帰る。 何を考えてるんだご主人。
こうして僕たちの長い旅は終わった。 もしかして二人の共通の趣味が歴史になるかもしれない、などと話し合った。 僕は、歴史は苦手だが、現地に行くのがやたらと好き。(特に古代・戦国) ご主人は、現地に行くのは面倒だが、知識だけはあって特に古代が好き。 覚え方が二人で正反対だが、もしかしたらもしかするかもしれない。 ご主人とは僕が大学一年の時からの付き合いだが、ようやく共通項が見つかりそう。
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