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2002年04月27日(土) |
二人がここにいる不思議 |
泣いたって何にも変わらないけれど、 そんなことを期待して泣くわけじゃない。 ただ泣きたいんだ。
時は流れを止めず、進み行くしかないけれど、別にあなたと僕の距離を留めようと思えば、あるいはひょっとしたら縮めようと思えば、必ずしも不可能だというわけじゃない。これはただ、僕がそう望むというだけのことだけれど。 僕はまだ、あなたほどに「強く」はない。 たとえあなたが僕を必要としていないとしても、僕はあなたを必要としている。それはつまり、僕の勝手なのだろうけど。 人間は生きていく上で、様々な人と出会い、別れていく。そしてまた、そのときの自分のそばにいる人と共に生きていく。もちろん僕も基本的にはいま僕のそばにいる人達と一緒に生きている。でもあなたの代わりなどいないのだ。僕はあなたを何かの概念として好きになったわけではないつもりだから。僕はあなたという人格が好きだったのだ。今も好きなのだ。たとえこれから他の多くの人を好きになったとしても、やはりあなたが好きだろう。
帰る道はなくとも、進む先で再び出会うことはできるのだ。 今はただ、あなたの声が聞きたい。あなたからの手紙が欲しい。 でも別に、それが今は無理なことなのだとしてもただ待つだけのこと。 今すぐに幸福にはなれなくても、いつかきっと幸福が、あるいはそれに代わる何かが得られると信じながら。 いや、何かが得られるかどうかは問題ではないのかもしれない。 ただ、いま僕がしたいと思うことを素直に実行したいだけなのだろう。
悲しくて寂しくてでも僕はあなたが好きでいたいと思うよ。
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