Underground


2003年11月30日(日)
師走はやい

「きゃあああ!!サウーレ様のお肌に傷がっ!!」
キリエの甲高い声が響く。周りの兵の視線が一気に集まる。
「キリエ、静かに。たいしたことない。
皆、傷はたいしたことはない。早く対岸まで進むのだ。時間がない、早く進め!

「うう、たいしたことあるでしょう!これでけ深ければ私の癒しでは傷が残ってしまいます。ちょっと、あなた。さっさと進んで休める場所作っといて!サウーレ様がお疲れなんだから。」
兵士は、なんでお前に指示されるんだと不服そうな顔をしていたが黙って前に進んでいった。
「そんで、そこの魔法使い!そんな隅っこにいないでサウーレ様の後ろにいなさい。ちゃんとお守りするのよっ!」
いつのまにやら兵の中に紛れ込もうとしていた男に向かい釘を刺す。
「おじょうちゃん。俺は魔法使いじゃなくてコンバーターなの。魔法は使えないし弱いから前にいても役に立たないよ」
「魔法がつかえなくても、腕と口は強いでしょ?一緒に牢を蹴破ってるんだからごまかせないからね。最悪、体を貼ってでもお守りしなさい。じゃないと・・・・わかってるわね!」
「はいはい、わかりましたよ。ふぅぅっ、やれやれ。将軍さんよ、あんたのまわりは変わった人間でいっぱいだな。」
男は苦笑交じりに言った。
「彼女は仲間に入れた覚えはないんだが。・・・それにしてもお前にいわれるのが一番不思議だ」
思い切り冷たい視線を送る。
「ごもっとも。」
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ミスチルのシングルはあーーーーーーきついですね。
しみるというか痛いーーーーー。いいんだけどっ。
CDTVで出演してて余計効いた。。



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