ふうこの英国留学日記-その後

2003年05月08日(木) 悪夢


先日の子供を産む夢に続いて、ある女性の体内にやどった悪魔に殺されかかる
という夢を見た。夜の1時過ぎにベッドに入り、夜中の3時に金縛り状態になって
悪夢から眼を覚ました。

恐ろしい夢だった。私の周りの人は彼女の体内に巣くう悪魔に喰い殺されていった。私は彼女に悪魔がやどっていることを知っているのに、まわりの人は気付かない。私は殺されるのが恐ろしくて、ドアを閉め、雨戸を閉じる。
でも、どこから彼女がやってくるかわからなくて、不安におびえて窓の鍵をたしかめる。

そして、いきなりシーンが飛んで、私はその悪魔らしきものを手術用のはさみで
切り刻んで血まみれになっていた。私は切り刻んだ、内臓のようなものを捨てた。
悪魔は一応は退治され、私は一応助かったようだった。
しかし、夢の最後で私はそれがまたやってくることを恐れていた。

悪魔に殺されかかるというのは「ドグマ」という映画を観たせいか、友達と一緒に料理したときに肉を手術用の包丁で切っていたのを観たのも影響しているようだ、鍵をかけても入り込んでくる悪魔は最近悩まされている騒音問題を象徴しているのか? 

こんな恐ろしい夢を見たのはほぼ8ヶ月ぶり。

私はそんなに自分が追い詰められていたという自覚はないのに、夢のなかの私はぎりぎりのところに追い詰められ、恐怖でおかしくなりそうだった。
夢というのは不思議なものだ。私は自分の感じていたらしいプレッシャーを、自分がいかに精神的に辛くなっていたかを夢を通じて、知らされている気がした。

意識と無意識、夢はその境界線を簡単に越えてしまう。
疲れているのに安眠できない。それは辛い。

夜中の3時でとても怖くて、落ち着かなくて、もう一度眠ることもできず、
日本にいる姉に電話をかけてしまった。
姉以外の人とは話したくなかったので、家にいないかもしれない、姉以外の人が電話をとるかもしれない、と恐れながらの電話だったので、
電話だったので、受話器から姉の声が聞こえたときは安心した。

私はときどき、すごく変な夢をみて眠れなくなってしまう。
だから1人暮らしをするのがとても怖かった。できないと思っていた。
私が1人暮らしをはじめたとき、姉は私にアメリカインディアンの習慣で、悪夢をキャッチしてくれるというドリームキャッチャーというものをプレゼントしてくれた。私にとってはとても嬉しいプレゼントだった。

日本からイギリス、その後イギリスの中でも4回引っ越しているうちにそのドリームキャッチャーはどこにいってしまったか、わからなくなってしまった。

目をさました私は、姉が送ってくれたドリームキャッチャーのことを思った。
あれがあったから、あの家に1人で暮らすことができたのかもしれないと。

姉は、私にドリームキャッチャーをまたプレゼントしてあげようか?と聞いてきた。私は悪いと思いながら、うん、良かったら送ってと頼んだ。そして姉に心から感謝しつつ落ち着いた気持ちで姉との国際電話を終えた。

他の人にはあまり意味がなくても、私にとっては大事な、かけがえのないものがある。以前姉がプレゼントしてくれたドリームキャッチャーは私にとってそういうものだった。

世界に溢れているネガティブなエネルギーの波のようなものの存在を感じたのが恐怖の元凶のように感じる、そういう流れに自分の精神ががからめとられてしまったときに、自分は悪夢を見るような気がする。

。。。まだまた眠りに着くのが怖い。安らかに眠れますように


 < 過去  INDEX  未来 >


ふうこ [MAIL]

My追加