2003年05月22日(木) |
You have right cards... |
今日、友達何人かと授業の後でお茶をしていたとき、私は友達から自信ありげに見えるといわれて驚いた。ふうこは余裕ありそうな感じだよねーって。
えー、それは本当の私を知らないからよ。自信ありげに見えるのが不思議だよー。と答えた。 私は内面はすごく打たれ弱くてすぐに自信喪失してしまう。人の一言が引っかかって、やっぱり自分はなんて無能なんだと思ったり。。。
そのとき、アルベルトが、It's better for everyone to have some proper confidence.Why can't you have confidence? You have right cards.
と私に言った。Right Cards?
Yes, you are well educated, intelligent, and being loved by your family. You have right cards.
Having right Cardsとはポーカーなどのカードゲームで戦えるカードを持っているという意味らしい。この言葉は、君はまともだと言われている気がして、とても嬉しかった。 ちなみにintelligentは賢いという意味ではなく、理解力があると言った意味だと思います。こんな褒め言葉は日本語で日本人男性からは絶対聞けないかもなあ。 と思った。こういうことを率直に言うのは英語のいいところかもしれない。
何かを知ろうとするほど、私は知ること、理解することの難しさに気付く。ほ 表面的にはわかったことにしておかないと不便が生じるので、日常私はたいがいの ことはある程度推測がつくといった程度の理解をわかったこととしている。 でも、日本語で「腑に落ちる」とかイメージを掴む、イメージが湧く、といった 段階までその言葉や文脈を理解することは難しい。 ましてや、人の気持ちや考え方、社会的常識、そういうものを理解するのはとてつもなく難しい。 私は理解が遅く、世界観とか、新しいコンセプトとか何回それが描かれている文章を読んでもぴんと来なくて、何ヶ月もたってやっと。。。あれって。。。こういうことだったのかな?ってわかることがよくある。
人には偉そうにアドバイスするくせに、自分のこととなると本当に混乱しっぱなしで、全然大人になれない私。うまく立ち回ることなんてできなくて、いつもバタバタしてしまう。人と関わらないでは生きていけないし、でも関わればいつもそこにはなにかしらの摩擦が生じる。たいした苦労もしてないくせに、生きるのってなんでこんなに辛いんだ。。。と思いながら私は生きてきた私だったが、留学を決めてから世界が広がり、自分の生の幸福をやっと実感できるようになった。きっと、このイギリスで過ごした2年間は私にとっては人生のオアシスみたいなものになると思う。学生生活という囲いを抜けたら、またそこは砂漠かジャングルか? でも、きっとたっぷり水を飲んだから、休養をとったから、しばらくは歩き続けることが出来ると思いたい。
我々はどこからきて、どこへ行くのか? きっと誰にもわからない。 きっとわからないから面白い。
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