私の住んでいる家の近くにTSUTAYAがオープンした。11月中はオープン記念でレンタル一個につき100円引きになるので、旧作の当日返却だと150円で映画が一本観られる!! というわけで、ビデオを最近良く借りています。 映画館では見そびれたけど、気になっていて、かつ英語の勉強になり、1人で深夜見ても怖くならない映画(私はシックス・センスを観たあと一週間寝室の電気を消すことができなかったというものすごい怖がりなのである。)という条件で選んだら結果的に人の死なない恋愛映画になってしまう傾向が。
最近観たのは、 ・僕の美しいひとだから White Palace スーザン・サランドン主演 ・恋愛小説家 As Good as Get it ジャック・ニコルソン主演 ・恋人までの距離 Before Sunrise イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー主演 ・ピアニスト La Pianiste イザベル・ユペール 主演
「ピアニスト」以外は全部英語の映画。「僕の〜」と「恋愛〜」は見終わってすがすがしい気持ちになるアメリカらしいハッピー・エンドのラブストーリー。昔はハリウッドのラブストーリーなんてつまらない。お金を払ってまで観たくない!って思ったけど、この年になるとこういうありそうでない、ちょっと泣かせるようなラブストーリーの良さが良く判る。安心して観ていられるってことが何より。 「恋人達〜」は私の友人の間で評判が高かった作品。脚本がとてもいい。脚本が素晴らしい。こういう会話って二十代前半の頃したよなーと思う。きっと10年前に観たらすごく好きだったと思う。 意外な場所で知りあった異性と意気投合して、もしかしてこれはすごい出会いなのかもしれない。たとえこれが一夜のことでもと恋に落ちる。そうでも、そういうタイプの恋が日常の中に置かれたとき、それを輝かせ続けるのはとても難しい。 舞台はウィーンじゃないし、私はあんな美人ではなかったけれど、私は似たような経験をしてその結末を観てきてしまったので、もう素直な気持ちで観れない。失われた時間を思い出してメランコリックになってしまう。 長い間一緒にいたら、二人のあまりの違いが明確になって無理だと思ってしまうかもしれない。でも、その一夜の間は二人はお互いの中に自分の好きなところばかりを見つけてしまう。そして、別れたあと相手のことを恋しく思う、そのいいところばかりを思い出して。観ればせつない気持ちになる、だからこそいい映画なのだろう。 「ピアニスト」は他の三本とは全然ちがって、ハッピーエンドでもないし、かなり哀しく、観ているのが苦しいくらいの映画。私はユペールが好きなので、彼女を見れるだけでも価値があると思ったが、その分彼女に感情移入してしまい、とても見ていて辛かった。30代を迎えた独身女としては、こんなふうになりたくないー。といういい反面教師になるかも。年の離れた異性ときは注意が必要だ。彼らは甘い恋人にもなりえるが、残酷な子供でもあるから、容赦なく大人を傷つける。男女の愛とはなんて自分勝手なものなのだろう。。。
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