こちらはあまり天候に恵まれなくて、この火星の大接近も、 雲間からほんのちょこっとだけしか見られない日が続いている。
確かにこれ以上近づくのは、あと200年以上先になってしまうのだけど、 通常の接近は2年2ヶ月ごとに起こっているんだよね。 知っていた?
――というのはね、火星の軌道は地球のそれと比べるといびつだから。
火星の大接近は、1971年 1988年にもあったの。 こいういう大接近は15年〜17年ごとに起き、 超大接近は79年ごととか、205年ごとに起きると言われてる。
だから今回のような大接近は、「超大接近」と呼んだ方が良いのかも♪
ただこの超大接近は、火星の近日点で起きるため、 接近の中でも最大級のものになるんだそう。 通常接近が野球のボールくらいだとすると、 今回はサッカーボールくらいになるのね。 この差は大きいよね。
でも、同程度の接近なら2018年にも起きますし、 今回の大接近も12月まで楽しめるので、27日に見られなかったから もう終わり というわけじゃないの。
獅子座流星群のときも、ニュースで報道されたりしてブームになったけど、 過ぎてしまうと星のことなんて見向きもされなくなって… だからプラネタリウムがどんどん閉鎖になってしまっていて、 なんで人ってこう…すぐに冷めてしまうのかなぁ〜 なんて悲しくなっちゃう。
天文の世界では、毎年たくさんの流星が降り、たくさんの惑星で蝕が起き、 近づいては離れていき――― そんなイベントがしょっちゅう起きているんだよ〜。
この火星の超大接近で、火星儀が売れているそうだけど、 ブームだけで終わってほしくないなぁ と思ってしまうのね…。
大宇宙の営みを感じることができると、何だか自分の存在が すごくちっぽけに見えてきて、今悩んでいることも、 少しだけ前向きに考えられるような気がしてくるんだよね〜。
心の容量が広がるような そんな気持ちにさせてくれるのが、 星や月 空にあるものたちかな。
---------------------------------------- 或るサークルに投稿した記事の下書きだったり。
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