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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2003年08月28日(木) 火星の大接近

こちらはあまり天候に恵まれなくて、この火星の大接近も、
雲間からほんのちょこっとだけしか見られない日が続いている。

確かにこれ以上近づくのは、あと200年以上先になってしまうのだけど、
通常の接近は2年2ヶ月ごとに起こっているんだよね。
知っていた?

――というのはね、火星の軌道は地球のそれと比べるといびつだから。

火星の大接近は、1971年 1988年にもあったの。
こいういう大接近は15年〜17年ごとに起き、
超大接近は79年ごととか、205年ごとに起きると言われてる。

だから今回のような大接近は、「超大接近」と呼んだ方が良いのかも♪

ただこの超大接近は、火星の近日点で起きるため、
接近の中でも最大級のものになるんだそう。
通常接近が野球のボールくらいだとすると、
今回はサッカーボールくらいになるのね。
この差は大きいよね。

でも、同程度の接近なら2018年にも起きますし、
今回の大接近も12月まで楽しめるので、27日に見られなかったから
もう終わり というわけじゃないの。

獅子座流星群のときも、ニュースで報道されたりしてブームになったけど、
過ぎてしまうと星のことなんて見向きもされなくなって…
だからプラネタリウムがどんどん閉鎖になってしまっていて、
なんで人ってこう…すぐに冷めてしまうのかなぁ〜
なんて悲しくなっちゃう。

天文の世界では、毎年たくさんの流星が降り、たくさんの惑星で蝕が起き、
近づいては離れていき―――
そんなイベントがしょっちゅう起きているんだよ〜。

この火星の超大接近で、火星儀が売れているそうだけど、
ブームだけで終わってほしくないなぁ と思ってしまうのね…。

大宇宙の営みを感じることができると、何だか自分の存在が
すごくちっぽけに見えてきて、今悩んでいることも、
少しだけ前向きに考えられるような気がしてくるんだよね〜。

心の容量が広がるような そんな気持ちにさせてくれるのが、
星や月 空にあるものたちかな。

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或るサークルに投稿した記事の下書きだったり。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]