Home Page 「槞梛俚庵(るなりあむ)」
母の命日には少し早かったのだけれど、この連休に法事が終わった。毎年 毎年、母の居ない現実をつきつけられるこの「とき」。無条件で甘えられた人の居ない寂しさには、何年経っても慣れない。「ひとつずつ、終わって行くな…」いつも元気な父がぽっつり言ったヒトコト…何だか急に、父が一気に歳をとったように感じて、哀しくなった。こうして母の命日が過ぎ、お彼岸が過ぎるとわたしにとってもようやく 秋がくる―――