2004年01月31日(土) |
あいことばは、ジブリ! |
ネコバスが「MAD行き」という表示を出してくれないかと いつまでも待っているMADですがいかがお過ごしでしょうか。
田舎の友達がこっちに来ているというのは昨日書いたんだが、その日もう一人の友達(東京在中)と 3人で『三鷹の森ジブリ美術館』に行ってきた。 久々に舞い降りた三鷹。去年の飲み会で一度来たが、それとは違う思いが胸を過ぎる。 あ―――、やっぱりすっげぇ三鷹好きやぁ〜。物騒な事件はあったけど。 で、バス(NOTねこ)に乗ってジブリ美術館へ。 建物はジブリっぽいっていうか・・・むしろガウディっぽい。 あ、んじゃガウディがジブリっぽいんだな。 違うな。 ようわからんけど、鈍角ばっかりの建物だった。屋上にはロボット兵士(守り神と説明書には記載)がいる。
とりあえず、感想としては、凄かった。 常時展示のコーナーには、作品の絵コンテが手にとって見られるようになっていた。 友達と盛り上がる。 「ムスカ!ムスカ見せて!」とか言って見まくる。皆で「目が〜目が〜」とやって遊ぶ。←バカ 「次は耳だ!」とか言ってニヤニヤする。みんなサドばっかり(何)。 ユパ様が、一触即発のナウシカとトルメキアの兵士の間に割って入る(マントをなびかせながら、飛び降りてくる。) 萌えシーンを見たら「忍者のように」とか書いてあって、友達と盛り上がる。 あれは忍者のような感じをイメージしてたんですよ!!すごいや!! という風に、あの作品が、こういうイメージだったんだ、とか、裏側でしか解らない解釈みたいなのも解った。 さらにはアレですよ・・・・
ポスターカラーで書いた、背景。 高校時代の友達だから全員美術専攻の高校だったわけだが、皆が唖然とする。 あまりの凄さに言葉を失う。 PCで描くのと違ってやりなおしが利かないのもあるが、 それよりも光とかの表現時にすべての色を作らないといけないのがしんどい。 たとえば手を描くだけにしても、肌色を塗った上から影用に黒を塗っただけでは肌にはならないわけで、 「肌の色」「影の肌の色」「光の当たった肌の色」「もっと暗い肌の色」「肌の傷が治った部分の色」 とか、たくさんの色がある。それを全色混ぜて作らなければならない。 その作業にひとつの妥協もない背景を目前にして、三人が押し黙る。 それがプロなんだから、と言われればどうしようもないが、そのプロ魂を見せ付けられた気がした。
子供が遊べるネコバスのところでは、子供が遊んでいて正直ちょっと(かなり)うらやましかった。 そこの注意書きに「写真撮影はやめて、心の思い出にしていってください」というようなのがあって、 スゲェ!と思った。 言い訳を付けるだけで、なんて聞こえのいい撮影禁止かしら!!←皮肉 そして屋上におもむろに立つ守り神。なんか怖い(笑)。 というか、夕日が空を燃えるように赤くして、街路樹がちょっと下に見えて、 遠目には町を襲っているようにしか見えない。 友達と「ギャー」とか言いながら遊ぶ。←子供化
で、結局お土産は一個も買わず・・・・モロゾフのチョコには惹かれたが。 一度は行ってみる価値はある。 常設が変わったら、また行ってみたい。
MAD TIGER地味作品集
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