犬のおやじの日記...犬のおやじ

 

 

今こそ改革のとき! - 2004年06月07日(月)

「今こそ改革のとき!」
「激動のニッポンを生き抜け!」

はたして、本当にそうなのか。ふと、犬のおやじは思いました。
本当に改革が必要なのか?今の日本は本当にだめなのか。
今の犬のおやじは本当にだめなのか。
改革とは、本来恐ろしいものです。既存の制度や概念を覆すもの
ですから、相当のエネルギーを必要とし、それまでやってきたこと
を否定することから始めます。
そんなに今の日本は悪いのか。
こんなに豊かで安全で平等な国はなかなかありません。
改革は必要ないんじゃないか。いるのはこの国を作ったこの制度を
つねに良くする「漸進」ではないかと思うのです。

激動の日本というフレーズも気になりました。
歴史は常に激動です。江戸末期から昭和までの歴史を考えれば
むしろ今の日本なんてぬるいのではないのか。


改革や激動という言葉は人を魅了しやすいです。
何か新しいものが始まるというわくわく感にとらわれます。
自分が歴史の中にいて、それを作りつつあることは喜びです。
しかしこの高揚感にとらわれすぎると少し思考が停止します。
本当に改革は必要のなのか、漸進ではだめなのか。
その裏にある危うさをしっかりと見据えなければなりません。

と犬のおやじは思うのです。

漸進に痩身。






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