海に降る雪...marin-snow

 

 

依存と共生 - 2002年08月20日(火)

彼が昨晩、日付が変わる頃に戻ってきた(帰ってきたとは意地でも言いたくなかったりする)。



そしたら
「私がしんどそうなので、2〜3日一人にした方が休めるかと思って・・・」
なんて言っている。。。

実家の用事も嘘ではないようだが。



確かに、一人は快適だったわよ。

それ以上に。

真夜中に出て行かれて、何回も携帯電話で起こされて、
眠れなくなって、徹夜状態でフラフラになり、
翌日の出かける予定はキャンセル。

いつ戻ってくるのかも分からない。

昨晩は昨晩で真夜中の眠くなった頃に戻ってくる。

精神的にも体力的にも、
君の突発的な行動のおかげでくたくたになり、
楽しみにしていた予定もパーだよ。



     何が私のためだと!!!
     勘違いもいいところだ。



そんな突発的に私を巻き込んで、ほんの2〜3日一人にしてくれるより、
8月中に確実に仕事と住むところを見つけて、
9月からきちんと私一人の生活に戻れるように、
それも早くその目途を付けてくれた方が、どれほど休まることか。

結局、今日も、一日寝ているではないか。
そりゃ、疲れもするだろうけれどね。

8月は確実に過ぎていっているんだよ。





同棲って何だよ!と怒りつつ考えていた時、
ふと、イソギンチャクとクマノミの共生の話を思い出した。

ネットで見つけた文章の引用ですけど(勝手に持ってきてすみません)。
(引用元 カラカラ先生のダイビングスクール 宮古島 「カラカラのログブック」
                 http://www.cosmos.ne.jp/~karakara/log10.htm)



 『 クマノミはご存じのようにイソギンチャクと共生しています。
  クマノミにとってのメリットは、イソギンチャクは触手に刺胞(毒)を持っているため、
  イソギンチャクの中にいれば他の魚から狙われにくいという点です。
   クマノミも生まれ持ってイソギンチャクに対して免疫をもっているわけではなく、
  徐々に獲得していきます。
   一方、イソギンチャクにとってのメリットは、自由に動き回れない身体ゆえに
  クマノミがエサを運んできてくれたり、イソギンチャクをきれいに掃除してくれる、
  といった点です。
   ただし、くまのみが棲んでいない「空き家」のイソギンチャクもいることから考えると、
  イソギンチャクにとってクマノミは生きていく上で絶対必要な存在ではないようです。』



例えるなら。
もともとこの家に住んでいてこの場所から動けない私は、イソギンチャクのようなもの。

ただ、違うのは、自分でえさの調達もするし、掃除もする。

それ以上に、彼が居る方が、なんだかんだ言っても、私の家事量は増えている。

もともと一人暮らしの長い彼だ。
自分でできるだろうと思うが。

私の方が、出しっぱなしなのに我慢できなくて、片づける(注:私は決してきれい好きじゃない)。
私の家だから、私の方が当然勝手が分かるし、私なりのやり方がある。

彼も彼で、私がするものと、どこか、甘えていると感じる。

でなければ、昨日、夜中に帰ってきて「焼きそばを作ってくれ」なんて言葉は出ないだろう。

そんなことくらい、自分でできるだろうし、自分でしろ。
「作ってもらったのが食べたいんだ」なんて、甘え以外の何物でもないだろう。

うるさいし、説明するのが面倒になって、作っちまった私も私だが。



で、彼は、イソギンチャクに共生しているクマノミになるわけだが。

イソギンチャクである私にとってのメリットって何なわけ?

自然界のイソギンチャクでさえ、クマノミが無くても生きていけるらしいじゃないか。
現在の共生には、私にとって負担があるだけでメリットは無いじゃないか。

これでは、共生ではなくて、依存・非依存の関係だ。





暮らすとなると、生活していくとなると、浮かれた気分じゃやっていけない。
最低限のことが整っていない状態で、浮かれる気になんてなれやしない。



今は。

彼に話しかけられるのも、触られるのも嫌だと感じてしまうよ。

医者にもカウンセリングに行く様子もない、
仕事や住むところを探している様子もなく、
寝ている彼を見ていると、イライラしてくるばかりだよ。

私はこの8月だけで疲れているわけじゃない。
4月からの何回かにわたる、同棲が積み重なって、もう、くたくたなんだよ。

年は君より遙かに年上でも、私は依存されたい性格じゃない。

せめて、お互いきちんと独立した上で、共生できるようになるのがやっとだと思う。

君にそのつもりはなくっても。
君は君で、私に依存されていると感じているのかも知れないけれど。

私は今の状態じゃ、もう限界だ。


依存されるくらいなら、一人の方がいい。


君も甘えさせてもらえる生活をしたいのなら。

私じゃなくて、
依存されるのが好きなタイプの人を探すべきだ。




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