自分の体を触って、「効くぅ」と感じるところをさするのが効果的なポイントだと思います。 実際、そこが「ツボ」と重なっている部分も多いですし。
「うぅーそこ!」 体のコリがつらいところを押されると気持ちいいですよね。 ですが、強く押しすぎることは細胞や血管を壊してしまい、 循環を悪くしてコリを悪化させるのはご周知の通り。
碧香がまだこの仕事を始める前、 とある整体を受けたときに首の周辺を強く押されました。 かなり強く。歯をくいしばって息をのむくらい。
…イタイ…でも、そのほうが効くのかも。 ところが次の日、具合が悪くなってしまいました。
もみ返しと言われる痛みがでるマッサージもあります。 実際、当店でも「もみ返しがある整体」であることをお断りしています。 長時間かける分、痛みが出やすいと言えます。 (ほとんのお客さまは出ないようですが、出る方もいらっしゃいます。) が、それが消えた後は楽になるはず。
碧香が首を押された次の日、痛くて、具合が悪くて、クラクラして、 首を動かすことができません。 数日後痛みが消えても肩のこりは楽にはなりませんでした。
「おかしい。」 その整体師さんの腕ではなくて、「痛いけど大丈夫」と感じたのに、 大丈夫ではなかった自分の感覚が。
血管がつぶれても細胞がつぶれても、「もっと押して」と思ってしまう。 その原因は「脳内麻薬」です。
麻薬と言うと怖いですが、「快感物質」とも言われますね。 いくつかの種類があるのですが、 マラソン選手がつらいときを過ぎると楽になって楽しくなる、「ランナーズ・ハイ」。 体の中には、つらい状態に置かれると逃れようとする物質があります。 それが、「うぅぅ!痛い!」「でも気持ちいい」の原因。
楽になるから、気持ちいい!と感じるわけじゃないんですよ。 気持ちよくなれーっと命令しないとつらくて耐えられない状態なのです。 体が緩むと、同じ刺激でも感じやすくなってきます。
それまでは、ゴリゴリ、グリグリをストップ。 イタ気持ちいい、でガマンしてくださいね。
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