2013年03月05日(火) |
いるかちゃんヨロシク / ガラスの仮面がギャグアニメ化 |
いるかちゃんヨロシク/1984年〜/浦川まさる/りぼん
いるかちゃんヨロシクは、転校生のいるかちゃん(「早起きと勉強と以外でできないことは何もない」という女の子)と、頭はいいし運動もできるし人望もあるクールな(?)男の子春海(はるうみ)とのスポーツ対決漫画、いやちがった、恋愛漫画です。
挑まれた勝負は真っ向から買うといういるかちゃんが、サッカーにソフトボールに演劇にと挑む中、周りに迷惑をかけつつそれを春海が回収しつつ、時に一緒に悪者を退治しつつ、いつのまにかいるかちゃんにほだされていくわけです。
かといって、いるかちゃんが男っぽすぎる、もしくは男の子を意識した「僕少女」というわけではなく、本人自体がちゃんとスカートも履くし、しぐさも女の子らしいし、スタイルもいいし、お化粧やドレスや浴衣なんかを着て胸をときめかせるようなかわいい子です。どっちかといえば江戸っ子堅気という感じでしょうか。
たまーに読みたくなって、一年に一回か二回ぐらいのペースで引っ張り出してきては、また仕舞う。 ストーリーも絵柄も下手したらコマ割りまで覚えているのに、読み始めるとぐいぐい行ってしまいます。
そして例にもれず、春海がかっこいいー! と思ってたクチでした。 クールな男が頑張り屋のヒロインに振り回されつつそれを守るような漫画はいいものです。鈍い男が振り回されるのもいいですが。 王道ですよねー。
よく覚えているのは、連載が終わった後のお正月号で、ふろくに小冊子がついてきて、いるかちゃんヨロシクの読み切りだったことです。 たっぷり単行本半分分ありますから、なんという太っ腹だったのでしょう。 うろ覚えですが、同じような小冊子で、岡田あーみんさんの漫画があったような……抱き合わせだったような……。
それが第7巻として発売されて、びっくりした覚えがあります。
7巻は家出編なんですが、お小遣いを握りしめて「いけるとこまで!」といういるかちゃんと、駅弁をがつがつ食べてるシーンと、おなかが減っているところにアンパンをじいさんと半分こしようとしているシーンが印象に残っています。 ああ、後はトラックに便乗して、カラオケしながら新潟を目指すところかな。
……ここだけ読むととても少女漫画には思えませんね。 まぁ、この人の作品は少ないですが、ウルフボーイ伝説や赤い風の伝説もすごく好きで何度も読み返しています。また読みたいなぁ。
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ガラスの仮面がアニメ化するようです。 これで3度目ですね。 ええでも、今回はギャグアニメですよ。作者公認ですよすごいですね!
その名も 『ガラスの仮面ですが』
……何か? と続けたくなりますね。 作者曰く「締め切り前で頭がどうかしていたから許可した」らしいですけど(笑) 美内すずえさんらしくて、とっても嬉しい。 もともと破天荒なコメディとか大好きな人ですもんね。
ガラスの仮面も一時連載を危ぶまれましたが、最近は、なんとなく無事に完結してくれるんじゃないかと思い始めました。 物事を途中で投げ出す人じゃなくて良かった、と思うと同時に、過去の短編などを読んでいると、まだまだ引出しがいーっぱいありそうで、もっとほかの作品も読みたくなってきたこの頃です。
たぶん、生来すごく明るい人なんじゃないかと思ってます。 スピリチュアルだって今の若い世代の超先取りだったと……思う、うん。
満を持して春には新刊が出るかもしれないらしいですが、とりあえず来月から始まる放送を、WKTKしながらTVの前で正座して待つつもりです。
また、BEAMSとコラボするなど、連動企画も見逃せませんよ! 私ツイッターの使い方よくわかってないんですが、速水さんの公式ツイッターがあるらしいので、とりあえずフォローしようと思ってます。
ではまた!
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