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2005年09月16日(金)


■おしらせ
http://www.r-layer.net/kotori-apb/
今年2月にボウリング場で行われたイベントでの朗読、「きみはことり」のサイトができました。第2弾の予告も出ています。まだ先ですが11月26日、次回は静岡でやる予定です。めずらしくわたしの写真もあがっていますが、すごいO脚でびっくりしました。手前に映っている絵がすてきです。

http://releaser.exblog.jp/
前回のリリース・ルームで票をいっぱいもらったので、ブログの方に詩が掲載されています。興味のある方はどうぞ。ちょっとおいしかったのは、西真穂さんと同票だったことで、彼女の詩は映画館のHPに掲載されています。
http://www6.ocn.ne.jp/~eigakan/
ところで、ずっと黙っていたのだけど、サンボマスターの何もかもがわかりません。。

■吉原はこんなところでございました
という本を読み始めました。家にあったものをひょいと手にして家を出たのですが、これがよい。日本語がとびきり美しい。吉原に住んでいた最後の世代の方が、吉原の成り立ちから当時の様子までを細やかに語っていて、杉浦さんとはまた違った良さがあります。この本で吉原の場所がようやく理解できました。ところで、これは文庫本なのですが、ブックカバーに挟み込んでいた部分をめくってみたらなんとサイン本。電車の中で思わず取り落としそうになりましたが、どうしてこれが我が家にあったのかピピピとわかってしまって苦笑いです。手に入れた本人は読んでいない、に1000点。

わたしのなかの江戸ブームはまだまだ続きそうです。たとえ杉浦さんの本を母親から「読めなかった」とつき返されてもめげません。今ちょうど江戸がしっくりくるのにはいくつか理由があって、ひとつには若冲から入った江戸絵画の影響、それから京都に行って、その文化に嫉妬したこと(笑)でしょうか。今住んでいる場所はベッドタウンで、もともとは人のあまり住んでいない場所だったから、田んぼと沼はあっても文化はまるでないのです。お祭では阿波踊りを踊るというよくわからないことになっています。以前住んでいた所沢あたりは、わたし的にはまだまだ感じ入るものがたくさんあったのですけれど。ときどきなんだか完全に根無し草になったような気がします。

今ちょっといい気分でいるのは、勤め先の場所がいいところにあるからなんですね。渋谷にいたときは本当に辛くて、秋葉原のときはギャグかと思いましたけど、土地的には今が一番よい場所です。道が広くて、お堀があって、ひょいと顔をあげると立派な瓦屋根が見えるのです。いや、もちろん人の住めるところではないのですけど。その広い道は、震災の時には通行禁止になるそうで、なんとなく自衛隊の戦車がどどんとやってくる映像が浮かんでしまいました。ああ、坂の多い町に住みたいなあ。