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2006年05月15日(月)
■トム・ヤム・クン! マッハの方がいい出来でした。象がでてくるとのことで、楽しみにしてたんですけど、ちょっと可哀想な展開になってしまってしゅんとなりました。今回はおそらくアクションシーンに力を入れたってことなんだと思うのだけど、観客へのサービス精神を欠いていたとおもう。これを観て、チャウ・シンチーの偉大さを思いました(笑) ■靴に恋して スペインの大人の女たちの痛くてちょっとカワイイ物語なのだけど、はしばしにペドロ・アルモドバルの影響を感じました。それともスペイン映画がみんなああいう感じなのかな。いや単に同性愛者率が高いだけかもしれませんが。。ただ結構違うなと思ったのは、その明るさ。若くて健康的な感じさえしました。「イン・ハー・シューズ」を観てから、靴についてよく考えるのだけど、身に付けるものというのはやはりそのひとをよく表しているような気がします。お洒落かどうかとか、好みがどうかとか、そういうことではないのですけど。。ちなみにスカートをあんまり履かない女の子にはかわいいねとか言わないほうがいいと思います。 ■らくだの涙 モンゴルの映画です。ドキュメンタリーとは思えないほど奇跡的な話だったのですが、それはともかく、撮り方がうまくて、うっかり愛って深い…と思ってしまいました(笑)。モンゴルの風景はなんだかSFのようで、わたしはいつも泣きたくなるんだな。 家族ってなんだろう。人間のお母さんがらくだの親子のために歌う歌は、やっぱりわたしのなかにも何かが注がれる感じがして我を忘れました。うーん、なんていうのかな、時間とかお金とか情報とか、何かを必死に消費していくことが価値であるかのように錯覚してしまうことが多々あるのですけど、形のない本質的なことにきちんと気づいて行きたいなと思いました。 ■東京ゴッドファーザーズ ファンタジックでハッピーな物語でした。「妄想代理人」の印象が強かったので、今監督の作品としてみるとなんとなく物足りなさも感じるのだけど、でもクリスマスだしな。よく出来ていて面白かったです。 ■のんきな姉さん 安寿と厨子王関連の3つの作品からインスパイアされて作ったという作品。劇で言うと、人気のある小劇団の舞台、という感じでした。シーンで区切ると、どの部分も好きなんだけど、全体としてはなんだかぼかされて煙に巻かれてしまったような気もする。あらゆる距離感が非常に遠い。これはどうなんだろう。ほんとうにこの深度で合ってる?と制作サイドに何か突きつけたい気分にもなりました。 ■アイランド マイケル・ベイ監督作品。ばかな話だよって感じの映画なのですが、主役2人の頭のわるそーな感じが非常に楽しいです。ユアン・マクレガーの二役とかはまりすぎ。 ■交渉人 真下正義 思ったより面白かったです。ユースケさんの脇を固める人たちがちゃんと活きてて、よかったですね。せちがらい世の中ですから、人情としては結末はそれでいいのか?と思いましたけど、映画としてはうまい選択だったと思います。あとボレロというのはどうしたって心地いいんですよね。にくいなあ。ず「愛と哀しみのボレロ」観なくちゃなー…。 ![]() |