2月22日 父の誕生日 一緒に祝う席にいられなくなって 早や9年になる
自分の事にしか目もくれない
そんな僕に変わりはないが 同じ家に暮らしていた頃は 必ず夕飯を共に出来た
離れて暮らし始めて 祝ってあげられない自分を とても申し訳なく思うようになり 今もお互い年を追うにつれ 思いは大きくなるばかりだ
釣りを教えてくれた父 スキーを教えてくれた父 自然との付き合い方を 無意識に僕に染み込ませた父
決して多くを語らないでいて 好きにやる事を無下に否定しなかった父 人様に迷惑だけはかけるなと諭した父
そして 僕らを育てることに全身全霊をかけていた父 いや、今でもいつも僕らの行く末を案じている父
僕らを大人と認識した上で 父としてではなく 人間としての自分の生き様を 話してくれるようになった時
やっとのことで 本当に父が年を取ったのだと感じた
僕はいつまでも彼の子供だ でも そうであり続けたいと願いながら 今度は支える自分にならなければと思う
また顔を見せるから いつまでも元気でいてください 父の味付けのすき焼きを食わせてください
何かあったら必ず知らせてください
お父ちゃん おめでとう
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