気ままな日記
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中山可穂著「サグラダ・ファミリア」を読む。 彼女の小説を読むのはこれでまだ3冊目だが、小説全体からなんともいえないせつなさが漂ってくる。 既成のセクシュアリテイにこだわらない性愛 形や血縁を超えた家族 マイノリテイであることからくるコンプレックス、哀しみ 理想を追いかけた絵空事でも妄想でもなく、地に足をしっかりつけた生活するものとしての感覚と実感 「あなたのままでいいよ」「あなたの感じるままでいいんだよ」と、どういう自分も肯定してうつしだしてくれる鏡としてのメッセージ・・・ 女であるとか、男であるとか、OLであるとか、母親であるとか、妻であるとか、それ以外に、今まで存在してはいたが、名前をつけられたことによって初めてそこに居るものとして居場所を与えられ、存在を肯定されるようになったものが増えてきた。例えばアダルトチルドレンとかワーカホリックとか。 自分を定義する言葉、自分を説明する言葉としてピッタリくる言葉がひとつやふたつではなくて、たくさん見つかるといい。 自分をうつしだす鏡としての言葉。
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