気ままな日記
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わたしの職場は保健所である。 幼児向けの歯科衛生相談や、健康診断、障害者のための生活教室など、さまざまな行事が行われている。 やってくるお客さんも日々さまざまである。 ある日、「電話かけたいのでこの100円を1円にかえてください」という男の人が管理課にやってきた。 こういう時、どう対処していいかわからないのは、事務屋の弱いところ。そもそも1円玉はレジに置いてないし、ましてや100個も! なので、あくまで事務的に「こちらでは両替はしておりませんので」と答えた。すると保健師さんがすっとんできて、「○○さ〜ん、どうしましたか〜、え?お電話かけるのお、そうなのお、うんうん、でも1円じゃあかけられないのよお」と幼児をあやすように説得にあたってくれてその場がおさまった。 ここでは仕事柄、みんな話し方がとても受容的である。(除:事務屋) 相手の話に大きくうなずき、ここまでやって来た労をねぎらい、帰り道を案じる。 弱い立場にある人々に対して、親切にふるまい世話をやく自分っていうものに酔いしれてない?っていうほどに、いつも「全身これ笑顔」という方もいる。 そんなふうにうがった考え方をしながら、わたしはといえば「お釣を間違えずにわたせればそれでいいんだもんね」とあくまで事務的に、でもまあちょっとは丁寧に 淡々とレジをうっているのである。
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