気ままな日記
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先日の監査。監査委員は3人。 当然のごとく「悪いけどコーヒー、3つ入れてくれる?」と頼まれた。 こんな時はやっぱり仕方ない。お茶を汲むのは筋骨隆々毛むくじゃらの男性よりも、容姿はともかく、女性がしっとりと、お茶を運んだ方が、お客さんも、慣習にならって、気持ちも落ち着くというもの。しかしながら私は、心のどっかで、「どうして女性ばかりがこんなことに時間を割かれなくてはいけないんだろう」という、納得のいかなさを抱えていることも確か。で、考え付くのは「手抜き」。まあ、コーヒーカップに皿を添えるのは礼儀として当然だけど、できるだけ後片付けを楽にしたいという下心が働くので、1本のスティックにコーヒー、砂糖、クリープが全部ミックスされたものをどぶんと小ぶりのカップに注ぎ、スプーンでぐるぐるかき混ぜ、 「わあ、めちゃくちゃ甘そう。体に悪いわあ。でもお客様ももしかして甘党かもしれないし」などと勝手に自分に言い訳し、なにくわぬ顔をして、お出しする。 そして、結果的に、人数分のスプーンと、スティックシューガー、スジャータをひとりづつに付け合せたり、それらの残骸を片付けたりする手間を省こうしてしまうのである。 女性の役割云々というよりも、ただの横着もの、気持ちよく飲んでいただこうというサービス精神に欠けているだけかもしれないけど。
そうは言っても、力仕事となると、やっぱり男性陣に頼んでしまうわけで、「どうして力仕事となると男が借出されるんだっ!」などと不平をたれずにやってくれる彼らを見ると、まあ、お茶ぐらいでそうぐずぐず言うこともないのかも、と、ちょっと妥協した気分になってしまうのでした。
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