気ままな日記
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2006年07月26日(水) ストック症候群

 買い置きしておかないと不安になって、つい余分に買いだめすることをいうのだそうだ。
 わたしも、あらゆるものを、というわけではないがその傾向はある。洗顔石鹸、洗剤、歯磨き粉のたぐいは常に予備を。トイレットペーパーは、8ロールを2セット常備。
 日頃それほど時間に追われているわけではない。洗顔石鹸など、なくなれば普通の石鹸で代用すれば良し。歯磨き粉は、ああ、もう出ない、と思ってからでも何とか絞りあげれば、2回分3回分はまだ出る。それから買いに走っても充分間に合う。トイレットペーパーにいたっては、最後の10センチしかない、という段階ではさすがに心もとないが、そんなに急激になくなるというものでもない。
 それなのに、である。
買い置き傾向は、朝食用のパンやヨーグルト、お弁当用の冷凍食品にまで至る。
 そういうときは、毎日毎日、何か足りないものはなかったかしら?とか、もしかしてこれがなくなりかけてるかも、という瑣末なことにわずらわされたくない、という心境が大きく働いている。「これだけ買いだめしておけば当分大丈夫」という安心感に浸りたいのである。
 しかし、実際のところ、消費するペースは品物によってマチマチ。入れ替り立ち替り何かが足りなくなりかけ、その都度、買い置き用を買い足しに行っているのだ。
 ”当分の間”などほんの束の間。余裕の境地に至りたいという動機は、皮肉なことに、かえってあくせくとした状態を招いているのである。


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