155 消費社会 |
消費社会というのはおそろしい・・・。オーブンからあがったばかりのピザを、ちょっとミスしたからといって、すぐにゴミ箱へ流し込むことに鈍感にはなれないよ。飲食店はどこでもそうなんだろうけど、これが当たり前になってきていうることがおそろしい。競争社会の中、合理化していった結果、こんなにロボット的な、というか、人間らしさの失せた習慣が身についちゃったって思えるね。 俺は何も遠いアフリカの地で腹をすかせている子供たちのことまでを考えていっているわけじゃないんだよ。そりゃもちろんそういうことを考えたら、ありえないことをしてるわけだけど。それ以前にね、ただ単純に、食べ物を粗末にしてはいけません!と教える大人たちの社会がこれだよ。経営者から言わせれば、そんなことを言っていたらこの社会では生き残ってはいけない!というだろう。国の問題として、なんとかできないものなのかなぁ・・・。先進国ではみんな当たり前なのかな?それとも対応策を考えて、実施している国とかあるのかな? かくいう俺も、残念ながら傍観者なわけだけど。でも少なくとも、捨てられる食べ物に対して心が痛まないようにはなりたくないと思う。誰でも少しは思うのかもしれないけど、どんどん鈍感になっていってることは事実だよね。なんだってそうだと思うんだ。どんなひどいことだって、人間は慣れられる。戦争中には人を殺すことになれるように、消費社会で食べ物を捨てることに、人間は慣れていく。危険信号は、もうとっくに鳴っているのかもしれない・・・。
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2004年03月07日(日)
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