Deckard's Movie Diary
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2001年07月04日(水)  すべての美しい馬

 役者兼脚本家兼監督のビリー・ボブ・ソーントン最新作『すべての美しい馬』。お久しぶりにラストで気持ち良くホっとしました。そんなに感動作ってワケでもないんですが、長い物語の末だったので「あぁ良かったネ・・・また始めよう!」と思いました。カウボーイの居場所がだんだん無くなってきた1949年。カウボーイに拘るジョン(マット・デイモン)とレイシー(トーマス・ハウエル)がメキシコに新天地を求め、異国で経験する愛と友情、そして挫折の物語。原作はコーマック・マッカーシーの国境3部作の1作目で、未読なのでハッキリしたコトは云えませんが、監督のビリーはかなり上手く映画化したんじゃないでしょうか。話しがとても良くわかるようにキチンと描かれています。ただ、全体に優等生の答案のようで・・・・。もう少し重きを置いた部分が、例えばジョンとアレハンドラ(ペネロペ・クルス)の出会いから結ばれるまでが、ちょっと物足りないです。後半の二人の結論が良かっただけに・・・惜しいナァ。シネマチャットで知り合いのHN・おば様が言うように、マット・デイモンは純朴な田舎の青年役がホンマによく似合うなぁ・・・。サム・シェパードとブルース・ダーンが脇で出演にはビックリでした。で、やっぱり種馬よりも繁殖牝馬が大事なんだな、馬は!


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