Deckard's Movie Diary
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2001年07月17日(火)  姉のいた夏、いない夏 こころの湯

 本日も2本!まず『姉のいた夏、いない夏』。ヨーロッパ旅行に行ったままポルトガルで自殺した姉。数年後、大好きだった姉の死因を探る為、同じ旅に出る妹。やがて姉の行動が少しずつ・・・謎が少しずつ・・・。みたいなストーリーです。結論から言えばどっちつかずの映画でした。誰の話しをしたいのかわからないんですよね!もうちょっと妹を中心にスポットを当てた方が良かったんじゃないでしょうか。ただ60年代後半から70年代のヒッピーな雰囲気がちょっと懐かしかったです。

 お次は『こころの湯』。これはなんだか懐かしい映画でした。田舎で知的障害者の次男と二人で銭湯をやっている父。そこへ都会で会社勤めをしている長男が帰ってきて・・・・。突き詰めれば、裸の付き合いに優るもの無し!みたいな、ほのぼの系のストーリーで、雨が降らない中国奥地の物語も映画に深みを与えています。昔懐かしい日本映画の温もりが感じられ、出演者全員、日本の役者に置き換えが可能なような気がしました。小津安二郎、今井正、市川崑、山田洋次あたりでどうでしょう?


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