Deckard's Movie Diary
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2001年07月27日(金)  デュカネ・小さな潜水夫 スターライト・シネマ(2001年宇宙の旅)

 『デュカネ・小さな潜水夫』。キャッチフレーズは『アンデルセンの国から届いたひと夏の冒険ファンタジー!』。というわけでデンマーク映画です。確かに『夏休みに大好きな祖父のところに遊びに来た兄弟の冒険ファンタジー』と呼べるかもしれませんが、内容はかなり怪しいです。ドギツイとも云えるし、不気味な感じもあります。オーケ・サンドグレン監督は『ゆうばりファンタスティック映画祭』で最優秀作品賞(『ヴァルビィの奇跡』)に輝いた実績もある人ですから、それなりに怪しかった!ってコトです。導入部から北欧の渇いた夏の景色が気持ち良く、清々しい気分にさせられ、この映画に対して自分なりのイメージが出来上がるのですが、その後のストーリーが想像したものとドンドン駆け離れていってしまって・・・・ふーん、そういう話しなんだ。勝手な自分の思い込みが裏切られて気持ちの良い時もあれば、そうでない時もあるわけで、この映画はあんまり気持ち良くなかったけど、まぁいいか!なんだかちょっと変った映画でした。

この日はとても涼しく過ごし易かったので、恵比寿ガーデンプレイスで開催されている『スターライト・シネマ・フェスティバル』に行ってきました。屋外で行なわれるイベントでアーケードのような天井の下、映画が300インチのスクリーンにフィルム映写されています。昨年に続いて2回目で、夏休みの毎週・金土日の3日間19時から開催されています。入場は、なんと無料!で、今夜は『2001年宇宙の旅』。仕事の都合で7分前に到着でした。もともと用意されているベンチシート席は一杯!その周りを囲んでいる、腰掛けられる低い塀も一杯!とにかく座れるような場所は人で埋まっていましたが、なんとか大理石の席を確保。ま、『2001年〜』なんて、やたら難しい映画だし、途中で帰る輩がたくさんいるだろう・・・なんてタカを括っていたら!誰も帰らないんですよ!で、終わったら拍手まで出ちゃって・・・・キミらホンマ、映画好っきやなぁ!トーゼン、小生もそのまま最後まで3時間あまり、大理石の席で観てしまいました。トホホ。このイベントは9月2日の小津安二郎の『浮草物語』が最後で、その日は弁士&生演奏付きです。絶対行くぞー!で、何時に行こうかナァ・・・。


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