蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2001年11月07日(水) 少なくとも

江國さんの書いた英語の文章を読んだ。Japanese Book Newsという雑誌のNumber31に載っている。タイトルは、Language as System「システムとしての言語」と、ややかたい印象。

でも、読み始めると、その文章はまぎれもなく江國さんのものだとわかる。例えば、「少なくとも、私はそう信じている。」(At least so I believe.)だとか、「・・・それ以上にもそれ以下にもなり得ない。」(it cannot be more or less.)だとか。英語でありながら、それはやっぱり“江國香織の言葉遣い”なのだ。

言葉の垣根を越える、というよりは、言葉の世界というのはそもそもひとつなのかもしれない。

** TODAY 'S BGM **
鈴木 重子 / COLORS OF THE WIND


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